プロジェクトマネジメントの体系として、このところPMBOKを用いるところが多くなってきた。これは資格試験PMPの普及が後押ししているように思う。
なお、プロジェクトマネジメント体系はPMBOKが唯一無二のものではない。
それはともかくとして、PMBOKは次の9つの知識エリアがある。
・統合マネジメント
・スコープマネジメント
・タイムマネジメント
・コストマネジメント
・品質マネジメント
・人的資源マネジメント
・コミュニケーションマネジメント
・リスクマネジメント
・調達マネジメント
ただ、これをこの通り覚えるの厄介である。
まずはQCDといわれる品質(Quality)、コスト(Cost)、タイム(=期限/納期 Delivery)を中心とする。これにスコープを加えると、どこか一つ変更になると他の要素が変更になる、という関連性ができる。一般的にはこの範囲のマネジメントが多いかもしれない。
更に、人材をどこから持ってきて、どう成長させるかで、人的資源と調達が関わる。なお、調達は人のみならず物品も含む。
見落としがちではあるが、プロジェクトの成否を左右するのがリスクとコミュニケーション、これらの要素を個別ではなく調整するための統合、というように広げていくと覚えやすいのではないかと思う。
よく手書きで説明するので、近いうちに図をアップできればと思う。