おそらく多くのVBAユーザーが「クラスモジュールの使い方がよく分からない」状態だろう。何が便利か、どう使うのか、ということはいったん考えずに、まずは作って使って頂こうと思う。

1.クラスモジュールを追加し、作成する。
2.標準モジュールを追加し、作成する。
3.実行する。

の3段階で説明したいと思う。


1.クラスモジュールを追加し、作成する。

 クラスモジュールを挿入する。クラス名はClass1のまま、とする。
 クラスモジュール Class1 に次のコードを記載する。

---ここから
  Public Sub Test_1()
    Msgbox "Test_1 実行"
  End Sub
---ここまで

2.標準モジュールを追加し、作成する。

 標準モジュールを挿入します。クラス名はModule1のまま、とする。
 標準モジュール Module1 に次のコードを記載する。

---ここから
  Public Sub Test_Main()
    Dim Cls1 As Class1

    Set Cls1 = New Class1

Cls1.Test_1

    Set Cls1 = Nothing

  End Sub
---ここまで

3.実行する。

 上記の標準モジュールを実行してみよう。ステップ実行をしてもよい。メッセージボックスが表示されるだろう。
 なお、ブログのソースコードをコピーしてペーストした場合、ソースコードのスペースが全角文字なのでエラーが出るので是正して頂きたい。


 今回は、従来使っていた標準モジュールとの違いが分かればよい
 ・モジュール名を変数名に割り当て、その変数名をNewしないと使えない。
 ・変数名を付けて内部のプロシージャ/ファンクションにアクセスする。
 ・使い終わったらNothingするのが望ましい。
 といった点である。

関連ページ このページより詳細なモジュールの説明あり
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