Visual Basic 6.0 までのVBでは、クラスモジュールは継承ができない、オーバーロードができないなど、オブジェクト指向としては中途半端なものである。VBAのクラスモジュールも同様である。

それを中途半端と切り捨てるのではなく、その特徴に配慮して使い方を考えるとよい。

その結果として、使い方は2通りあると考えている。

ひとつは、通常のクラスモジュールの特性を活かした方法。これはデータベースへの接続をいくつも確保するような処理に有効であり、別のオブジェクト指向言語を操作したことがあれば使い方は概ね分かるだろう。この部分はクラスモジュールの応用編として別途解説する。

もうひとつは、該当ブックを起動中、もしくはExcelを起動中は常駐させる方法。モジュールを整理し可読性を高めるのに有効であり、これはあまり他の言語を経験していても考えない概念だろう。この部分はVBAに慣れた人には逆に敷居が低いだろうと思われるので、基礎編として別途解説する。

今後はこれを明確に分けて解説を行う。

関連ページ このページより詳細なモジュールの説明あり
ブログトップへ
ブログ内検索キーワード
 クラス モジュール