Windows 3.1 時代にアプリケーションソフトを作る際、外部からパラメータを与えるのにiniファイルを使っていた。
現在、業務で開発/運用しているExcelVBAは、ブック自体の保存ができなくしてあるため、設定したセル幅などを外部ファイルに持つようにした。その際、iniファイルとXMLのどちらを使おうか検討したことがある。
手軽さなら慣れているiniファイルである。よってまずはiniファイルから試した。ところが、定義ファイルを読み込みセル幅を調整する処理と、定義ファイルに書き込む処理が目に見えて遅くなった。およそ1.5秒くらいか。
やむなくあまり慣れていないXMLも試してみることにした。まずは参照設定で[Microsoft XML V x.x]か[Microsoft XML Version x.x]を選ぶ。古いと後者の形式のようである。新しいほどいいが、配布する必要がある場合は配布先のバージョンも気に掛けておこう。
さて、実装して使ってみたところ、iniファイルのような待ちが全く発生しなかった。これはいい、と外部定義ファイルはXMLを利用することとした。


ただ、XMLの概念だけは1998年頃から知っていたが、実装は初めてで、データ操作についてどのメソッドを使うかなどは徒手空拳状態であった。いまでもまだ「ばっちり!」という訳にはいかない。そのあたりに慣れ親しみ、できれば操作が簡単になるクラスを作ってラッピングしてしまおうか、などとも考えているが、現状手が回らないでいる。