昔から「スパゲティコード」などと言われる、可読性が悪いコードは敬遠されている。
「処理速度向上のために可読性、保守性が落ちるのは厭わない」という考え方もある。アセンブラで書くOSのコアな部分、などはそういう場合もある。
しかし、業務アプリケーションを作ることが多いと想定されるVBAでは、シンプルに作っておくことが大切である。消費税率が変われば簡単に変更でき、優良可の基準点が変われば簡単に変更できる、そういうシステムである方がよい。
そのためには
・長ったらしい変数を使わない。
・行のインデックスにixなどと汎用な名前を用いるのではなく、lRowなどのように意味の分かる変数名を用いる。
・数字の範囲チェック、文字数のチェックなどは共通化する。
・色を指定するのに、ColorIndexプロパティとColorプロパティを混在させない。
・想定外の時に動作するイベントの使用は避ける。