わたしの計画の立て方(1) | 技術コンサルティング研究会 BLOG

わたしの計画の立て方(1)

遅くなって申し訳ありません。
なんちゃってSEです。

前回の勉強会でプロジェクトマネジメントについて簡単に講義をしました。
その影響でしょうか、ブログのテーマがプロジェクトマネジメントに関係ありそうなものに。。。

ちなみにテキストはこれ↓を使いました。
「実務で役立つプロジェクトマネジメント」
(Curtis R. Cook著、翔泳社)


今回のテーマは「わたしの計画の立て方」です。
さて、困りましたね。。。
資格試験の勉強において、試験一週間前に慌てて詰め込みだすのがパターンとなっている私に、計画の立て方を語る権利などあるのでしょうか(笑)

うーん、手っ取り早く計画を作りたいなら、
BOSCARとWBSを作ればとりあえず骨組みはできると思います。

BOSCARとは、
Background(背景)…プロジェクトの背景。
Objective(目的)…プロジェクトの目的。
Scope(範囲)…プロジェクトの範囲。範囲外についても言及する。
Constraint(制約)…プロジェクト実行側が守る制約。期限、予算、リソースなど。
Assumption(前提)…プロジェクト依頼側が守ること。情報提供など。
Report(成果)…必要な成果物。
の頭文字をとったものです。
日経SYSTEMS 2008年1月号ではコミュニケーション・ツールとして紹介されていますが、
計画を立てる上でも役に立ちます。
上記を埋めれば、計画の基本部分はほぼできていることがわかると思います。

BOSCARができたら、それを元にしてWBS(Work Breakdown Structure)を作ります。
WBSは必要なタスクを洗い出し、各タスクを誰がやるのか、どの期間でやるのかを決めればいいです。

あとは、具体的にどのようにやっていくかを考えていけば計画が完成します。

では最後に簡単にBOSCARとWBSを作ってみます。
題材は「勉強会でのプロジェクトマネジメントの講習」にします(笑)


【BOSCAR】(※テキストとは「実務で役立つプロジェクトマネジメント」のことです。)
Background
勉強会でロジカルシンキング、マーケティング、プロジェクトマネジメントの勉強をすることになり、なんちゃってSEがプロジェクトマネジメントの講師をすることになった。

Objective
プロジェクトマネジメントを初めて学ぶ勉強会メンバーに、わかりやすい講習を提供する。

Scope
テキストに載っている項目が範囲。
テキストに載っていないやや高度な知識は範囲外。

Constraint
講習は5/30に行う。
講習の時間は45分。

Assumption
場所の確保はされている。

Report
講習、講習資料、講習概要書


【WBS】
タスク           担当          期間         成果物(あれば)
講習の概要を決める  なんちゃってSE   5/24~5/24     講習概要書
情報収集をする     なんちゃってSE   5/25~5/26     講習概要書
資料を作る        なんちゃってSE   5/27~5/28     講習資料
本番想定練習をする  なんちゃってSE   5/29~5/29
勉強会で講習をする  なんちゃってSE   5/30~5/30


簡単に作ってみたので、突っ込みどころがあるかもしれません。。。