身近なプロジェクトマネジメント例 (3) | 技術コンサルティング研究会 BLOG

身近なプロジェクトマネジメント例 (3)

遅くなってしまいました。やましです。

身近なプロジェクトマネジメントと言う事で
「ブログのアクセスアップ」の話をしようと思います。

題材にするのは私が書いてるブログです。
↓↓↓↓↓↓

【知的財産 やってみなはれ】

訪問者がブログ更新日ベースで1日60人程だった頃から
現在の90人近くまで増えた経緯を説明しながら
プロジェクトマネジメントについて考えていきたいと思います。

もりぞーさんも書いているプロジェクトの要件に
(2)測定可能な目標がある、とあります。

プロジェクトマネジメントと言うのは最初に計画を立てることよりも
微修正を繰り返しながら前に進んでいくのが肝だと思っているので
最後のゴールだけでなく途中経過の把握のための測定はとても重要視しています。

1.アクセスアップにつながりそうな対策案を立てる(出来るだけ複数)
2.対策案の中で優先順位を付ける
3.対策案を実践し、アクセス数の測定をする

これをグルグル回して、アクセスの上下を確認しながら
良いものだけを取り入れて少しずつアクセスを上げていきました。

対策案を立てる時のポイントですが
「全体的にアクセスアップを…」だと漠然とした案しか出ないので
「どんな読者を増やすか」を明確にターゲッティングして
その対象者に届くような具体的な対策案を考えるようにしました。
例えばですが

■ブログを見てる人の分類
・知財(特許)の仕事をしてる人
・特許に興味がある技術者

■ブログへのアクセス方法の分類
・ランキングサイトなどを定期的に見ている人
・Googleなどで調べものをしていた一見さん

それぞれのアクセスを増やすための対策案を考えて優先順位を付けて
実際に対策をしてアクセスの確認をする、これの繰り返しです。

一例ですが、技術系の読者を増やしたくて、
ブログ村の登録カテゴリを「法務・知財」から「技術・工学」に変えました。
知財系のアクセスをキープしつつ技術者が増えるのが理想ですが
知財系があまりに減るようであればカテゴリを戻すと思います。

ランキングサイトなどからの集客に関しては
知財系で集客力のある「パテントサロン」の特性を考慮して
(更新順に前に表示される&更新後2日だけ「New」表示)
更新のタイミングを色々変えながら試しました。
平日見てる人が多いと思ったので「月、水、金」にしてたのですが
試行錯誤の結果「日、火、木」が良いという結論に至りました。
(平日に加えて会社が始まる前の日曜の夜も見てると思われます)

分類の仕方も「測定可能」な分類にしておくことで
行った対策の効果があったかが確認しやすくなります。
定期訪問者か一見さんかはリンク元のアクセス解析をすれば分かります。
知財関係か技術者かの切り分けはブログにアンケートを載せました。
アンケートは10人強しか集まりませんでしたが
訪問者が知財関係者に偏っていると知るには十分でした。

予算(お金)はかけない、限られた資源(無料で提供されたツール)だけで
対策の効果を計るために意味のある測定が出来るか、が腕の見せ所です。
(結果が出るまで実際に対策を打ち続ける行動力ももちろん大事です)
お金もツールも無いから無理、と諦めるのではなく
手元にある資源で最善を尽くすのがマネジメントと思います。


気付いたら長文になってしまって恐縮ですが、参考になれば幸いです。