印象深い技術経験(4)
こんにちは 丼です。
あんまり技術っぽくないことばかり粗っぽく3つ書きます。
その1:
技術者でない人を技術系にする為に事業分野の技術背景の説明を行ったときのこと。自分自身が専門家でも何でもなかったので、参考書片手に資料作りでした。でもおかげで多少は教わる立場に立った説明ができたかもしれません(そうであってほしいです)。教えるほうも教わるほうも専門家でないからにはそんな立派なことはできないだろうと考え、いかにやる気になってもらう(やる気をなくさせない)か、わかった「気」にさせるか、等々に焦点をおき、技術アレルギーやコンプレックスをなくさせることを目標にしました。
ただ、基礎的な段階を過ぎると、教わる側が欲しがる情報と教える側が与える(与えたい)情報とにずれが生じてきました。双方(現場と会社の上のほう)の立場の違いや、お互いにお互いの状況や方針を理解していないことなどが原因にあったんだと思います。同じ物(製品)をある人は金のなる木と思い、別の人は見せ金と考え、また別の人には目の前のやっつけ仕事に過ぎません。そのズレをおさめるには自分の力は及びませんでした。
その2:
お客さんや仕事の相手が外国の方の場合、なかなかこちらの意図が相手に伝わりません。
例えば、外国のお客さんが自分の意見を一言一句変えずに先方に伝えることを要求してきたとき、そのままでは角が立ってしまうから意見を和らげましょうとその外国のお客さんがを説得するのは難しくて困りました。こちらの語学力のなさが一番の原因であるのでしょうが、文化の壁もあるのでしょう。なぜ意見を和らげて表現する必要があるかの説明は大変でした。
その3:
家族が病気の宣告を受けて治療方針を選択する場合、おそらく理想的には、カルテをもらってセカンドオピニオンをとり、いろいろ情報を集めて最も患者にとってQOL(Quality of Life)が高まると考えられる最善の治療法を探して選択すべきなんでしょうが、とてもそんなうまくはいきません。セカンドオピニオンって地方では選択肢がないし、取ったとしても役に立つか不明ですし、そのくせ大変なのは当の患者の家族ですし、へたに「セカンド」という選択肢を相手に提示することで相手に後々いらぬ後悔をさせる可能性もあるでしょうから、果たしてどうすべきなんでしょう?
病気の治療の選択を行うということは、その患者の寿命や人生を左右することです。そんな資格が自分にあったかなとか、もっと選択ができたんじゃないかとか、いつまでも悩みは尽きません。
あんまり技術っぽくないことばかり粗っぽく3つ書きます。
その1:
技術者でない人を技術系にする為に事業分野の技術背景の説明を行ったときのこと。自分自身が専門家でも何でもなかったので、参考書片手に資料作りでした。でもおかげで多少は教わる立場に立った説明ができたかもしれません(そうであってほしいです)。教えるほうも教わるほうも専門家でないからにはそんな立派なことはできないだろうと考え、いかにやる気になってもらう(やる気をなくさせない)か、わかった「気」にさせるか、等々に焦点をおき、技術アレルギーやコンプレックスをなくさせることを目標にしました。
ただ、基礎的な段階を過ぎると、教わる側が欲しがる情報と教える側が与える(与えたい)情報とにずれが生じてきました。双方(現場と会社の上のほう)の立場の違いや、お互いにお互いの状況や方針を理解していないことなどが原因にあったんだと思います。同じ物(製品)をある人は金のなる木と思い、別の人は見せ金と考え、また別の人には目の前のやっつけ仕事に過ぎません。そのズレをおさめるには自分の力は及びませんでした。
その2:
お客さんや仕事の相手が外国の方の場合、なかなかこちらの意図が相手に伝わりません。
例えば、外国のお客さんが自分の意見を一言一句変えずに先方に伝えることを要求してきたとき、そのままでは角が立ってしまうから意見を和らげましょうとその外国のお客さんがを説得するのは難しくて困りました。こちらの語学力のなさが一番の原因であるのでしょうが、文化の壁もあるのでしょう。なぜ意見を和らげて表現する必要があるかの説明は大変でした。
その3:
家族が病気の宣告を受けて治療方針を選択する場合、おそらく理想的には、カルテをもらってセカンドオピニオンをとり、いろいろ情報を集めて最も患者にとってQOL(Quality of Life)が高まると考えられる最善の治療法を探して選択すべきなんでしょうが、とてもそんなうまくはいきません。セカンドオピニオンって地方では選択肢がないし、取ったとしても役に立つか不明ですし、そのくせ大変なのは当の患者の家族ですし、へたに「セカンド」という選択肢を相手に提示することで相手に後々いらぬ後悔をさせる可能性もあるでしょうから、果たしてどうすべきなんでしょう?
病気の治療の選択を行うということは、その患者の寿命や人生を左右することです。そんな資格が自分にあったかなとか、もっと選択ができたんじゃないかとか、いつまでも悩みは尽きません。