印象深い技術経験(1) | 技術コンサルティング研究会 BLOG

印象深い技術経験(1)

こんにちは。2回目の書き込み、やましです。

今週・来週のテーマは「印象深い技術経験」。

なのですが、

技術的課題の解決経験は後ろの人にお任せして
技術経験に入る前の課題との向き合い方について
自分の体験談を話してみます。

メーカーで働いてる身としては技術的課題に対して
開発担当者レベルで関わった事もあれば
プロジェクトリーダーとして関わった事もありますが
印象深い(=苦戦した)案件を思い出してみると
お客様の中にベクトルの異なる2人以上の
担当者がいた事が多いです。

うちの会社は工場用設備を製造販売しているのですが

・工場全体を見る人と自分の担当範囲だけを見る人
・決裁権を持ってる人と実際に装置を使う人
・工場の責任者とその工場の納品先
・生産量を増やしたい人と品質を上げたい人

工場で働く人には1人1人役割があり、
1人1人違うところに問題意識を持っています。

技術というものは何かしらの課題を解決するためにあると
思ってますが、目の前にある無数の中から
どの課題を解決するか(誰の顔を立てるか)を考えて
開発を進めて行かないと良い結果を得られません。

ある課題をどうやって解決するか(How)は
方法Aをやってみた、ダメだったから方法Bをやってみる、
と試行錯誤しながら前に進めばいつか解決しますが
どの課題、誰の課題を解決するか(What)は
あっちへふらふら、こっちへふらふらは許されません。
事前にお客様、少なくとも自分の中では
方向性をしっかり決めてぶれないように進む必要があります。

個別具体的な経験は挙げませんが
最初に方向を決めた案件は大体ハッピーエンド、
登場人物を把握せずに始めた案件はトラブル三昧、
というのが自分の経験上多いです。


経験談というには曖昧な内容になってしまいましたが
明日以降に期待ということで。

それでは!