技術コンサルと企業内技術者(研究者)との違い(4) | 技術コンサルティング研究会 BLOG

技術コンサルと企業内技術者(研究者)との違い(4)


皆様、こんにちは。香港帰りのMiranda編集長です。(鳥インフルエンザにはかかっていませんよ。)ツアーの現地ガイドさんが賢い人ばかりで、中国という人口が多い国での生存競争の激化を感じた次第です。生きているって大変なことですよ。

私が技術士を目指そうとしたのは、前職でのキャリアのステップアップ(博士の学位を取得する前のことです)のため、自分の専門能力をアピールする資格を取得したいと考えたからです。そして少々こじつけではあるものの、お客様の研究をサポートする学術業務は「技術コンサルティング」の一部でもあると言えます。プロジェクトマネージメントと呼べるほど壮大ではありませんが、顧客が抱えている問題解決のお手伝いをするということが共通事項となります。

私は研究者ではないので、社外にお客様がいらっしゃるという点では、独立した技術コンサルと似た環境にあります。しかし、強いて違いを挙げるとすれば、やはり担当する責任範囲の大きさではないでしょうか。学術業務ではお客様に使用していただいている自社製品とその周辺の研究を最低限サポートできればよいのですが、技術コンサルともなると、お客様の技術的な問題解決がうまくいくように総合的な提案をしなくてはならず、より広く深い知識と経験が必要になるかと思われます。

私自身は乗りかかった船なので技術士となり、ケリをつけたいですが、技術コンサルは老後の楽しみでもよいかなぁと思っています。皆様、あと数十年後に「ミランダ技術士事務所」までどうぞ。いや、その前に若手技術士同士で結束して新しい仕事を創造するのもよいかもしれません。もりぞーさんは既に着手されているのではないかと思いますよ。