技術コンサルに求められる語学スキル (2)
こんばんは。がーすーです。
やっと日本にも雪が積もり出し、本格的にスキーシーズン到来ですね。
私はかれこれスキー暦23年ほど(!)になるので、これからが楽しみで仕方ありません。
海外でのスキーも面白いですが、やっぱり日本が和みます。
そして遅れましたが、ズッキーさん、もりぞーさん、おめでとうございます!
いつかお子さんの写真を見せて欲しいです!
★★★★★★★★★★★★★
では、今回のテーマ
「技術コンサルに求められる語学スキル」について、です。
私は今年の抱負に特に挙げていませんでしたが、去年から継続して勉強中ということで勉強していく中で思うところを書いていきたいと思います。
1.語学スキルとは
いきなりテーマを広げる方向で申し訳ないですが、私は語学スキルをものすごく広いイメージで捉えています。
先に結論を書いておくと、語学スキル=他人とのコミニュケーションツール全般と定義しています。
もっと突っ込めば、他人と交渉する際に自分が主導権を握るためのツールだと定義しています。
この説明では抽象的すぎるので、現在の私の業務にしたがって具体的に書くことにします。
わかりにくいかと思いますが、私の思うところを感じとっていただければ幸いです。
まず、語学スキルの種類についてです。
もりぞーさんが挙げておられるように、語学スキルといえば、大きく、
・Reading
・Listning
・Writing
・Speaking
に分けられます。
これらを自分が能動的かつ瞬時に用いる必要性が生じる順にならべると、
Speaking>Writing=Listning>Reading
だと私は考えています。英語を読む分にはじっくりやれば(仕事の効率は落ちますが)、交渉上、問題ありません。
しかし、WritingやListningができないと、交渉相手に不安感を与えてしまいます。
さらに、Speakingができないと何を考えているかすら相手に伝えられず、交渉打ち切りにつながってしまいます。
ということで、交渉上ではSpeakingが重要です。
結局のところ、交渉というのはこちらが欲しい情報をお客様にしゃべっていただくように誘導するのが重要なので、
お客様に納得いくまで一通りしゃべっていただいたら、その後はこちらが延々としゃべり続けるか、質問をし続けるのが最良でしょう。
一方、仕事上、交渉結果を文書にしてまとめなくてはいけません。
特に私の今の仕事では、法律上の権利範囲を定める文書をまとめる作業を行います。
したがって、対価を払ってもらう対象物は文書であり、Writingも非常に重要となります。
次に、語学スキルの横幅についてです。
語学といってまず想像するのは異なる言語体系である英語や中国語かと思います。
しかし、私は真の語学とは、専門用語も語学であり、経営学の用語も語学であり、地理の用語も語学であり、雑談すら語学と考えています。
言い換えれば、交渉の場で用いる用語はすべて語学の一種であり、語学スキルの横幅はそこまで抑えておく必要があります。
特にお客様が英語圏の方でしたら、専門用語の英訳、外国の地理、海外ニュースが必要な語学スキルの幅となります。
最後に、準備の必要性についてです。
そもそも語学スキルなるものが普遍的なパラメータとして存在するのかですが、
私はある一定量は存在するが、準備なくして交渉に臨むことはできないというスタンスです。
つまり、普遍的な英語の勉強に毎日1時間当てるより、
週一回でも海外のお客様に会う直前に1時間必死でお客様に関連する情報を頭に叩き込み、実際に叩き込んだ単語を空気を読みつつも強引に使う方が交渉事や接待は上手くいくものです。
先に挙げた語学スキルの横幅とあわせれば、お客様の出身地の話題を英語でできるように準備することや、接待に出てくる和食を英訳できるように準備をすることも必要となります。
というわけで、語学スキルには、種類、幅、準備の必要性の3つの側面があるので、これを技術コンサルに当てはめて考えていきます。
2.技術コンサルに求められる語学スキルとは
自分が技術コンサルティングの立場としてお客様と面談を行う場合を考えます。
まず、お客様と面談する過程は必須なのでspeaking力、技術コンサルが納品する結果物は文書なのでWriting力、この2種が必要な語学スキルの種類です。
次に、お客様の使える言語(日本語か英語か)、依頼を受ける専門分野における技術用語や体系的な知識、経営学の言語、お客様と雑談できる共通の話題、等が必要な語学スキルの横幅となります。
最後に、準備、これは技術コンサルにとっても当然必要です。
お客様の解決したい課題に関する専門用語を調べておかなくては、解決策を提示するどころか課題すら理解できないです。
私の現在の業務以上に、直前にできる限りの準備をしなければ質問することがでてきません。
(私の現在の業務では、お客様がこういう技術を改良しました!と特許公報を面談前に準備してくれていることもあります。必要な技術用語はすべて前回の特許公報を読めば理解できたりするなど、実は意外と準備は楽なのです。)
以上をまとめると、技術コンサルに求められる語学スキルは、
種類:speaking力とWriting力
横幅:依頼を受ける専門分野における技術用語や体系的な知識、経営学の言語、共通の話題
準備の必要性:事前準備が必要
となります。
3.せっかくなので自分の英語に対する抱負
ちなみに私が仕事上で英語を勉強する究極の理由は、海外(英語圏)のお客様から仕事を獲得するためです。
したがって、私の目標は去年と変わらず、
自己紹介に関する英語、
特許に関する英語、
法律や裁判に関する英語、
経済や経営に関する英語、
日本の文化と海外の文化の違いを説明する英語、
交渉や議論に用い得る論理系の英単語、
海外の地理に関する英語と地理の知識、
雑談に用いられる英語(私は海外スキーやアウトドアスポーツの話しかしませんが、笑)
に絞って勉強することです。
TOEICは残念ながらこれらの英語を学ぶのには適していないので、年1回ぐらい思い立つことがあれば受けてみるつもりです。
★★★★★★★★★★★★★
以上でした。な、長い。
余談ですが、私はボディランゲージはSpeakingの一種であり、使わないのは損だと思っています。
こちらの意思を相手に伝えるのが目的と自分に言い聞かせ、必死に見えようとかっこ悪かろうとバリバリ使っています。
単に酔っ払っているだけのときが多いかもしれませんがね。
ただ、技術用語や法律用語にはボディランゲージを使いようがないんですよね~。厳しいです。
そんな意味でも、本気で勉強すべき英語の範囲は自ずと絞られてきますね。
やっと日本にも雪が積もり出し、本格的にスキーシーズン到来ですね。
私はかれこれスキー暦23年ほど(!)になるので、これからが楽しみで仕方ありません。
海外でのスキーも面白いですが、やっぱり日本が和みます。
そして遅れましたが、ズッキーさん、もりぞーさん、おめでとうございます!
いつかお子さんの写真を見せて欲しいです!
★★★★★★★★★★★★★
では、今回のテーマ
「技術コンサルに求められる語学スキル」について、です。
私は今年の抱負に特に挙げていませんでしたが、去年から継続して勉強中ということで勉強していく中で思うところを書いていきたいと思います。
1.語学スキルとは
いきなりテーマを広げる方向で申し訳ないですが、私は語学スキルをものすごく広いイメージで捉えています。
先に結論を書いておくと、語学スキル=他人とのコミニュケーションツール全般と定義しています。
もっと突っ込めば、他人と交渉する際に自分が主導権を握るためのツールだと定義しています。
この説明では抽象的すぎるので、現在の私の業務にしたがって具体的に書くことにします。
わかりにくいかと思いますが、私の思うところを感じとっていただければ幸いです。
まず、語学スキルの種類についてです。
もりぞーさんが挙げておられるように、語学スキルといえば、大きく、
・Reading
・Listning
・Writing
・Speaking
に分けられます。
これらを自分が能動的かつ瞬時に用いる必要性が生じる順にならべると、
Speaking>Writing=Listning>Reading
だと私は考えています。英語を読む分にはじっくりやれば(仕事の効率は落ちますが)、交渉上、問題ありません。
しかし、WritingやListningができないと、交渉相手に不安感を与えてしまいます。
さらに、Speakingができないと何を考えているかすら相手に伝えられず、交渉打ち切りにつながってしまいます。
ということで、交渉上ではSpeakingが重要です。
結局のところ、交渉というのはこちらが欲しい情報をお客様にしゃべっていただくように誘導するのが重要なので、
お客様に納得いくまで一通りしゃべっていただいたら、その後はこちらが延々としゃべり続けるか、質問をし続けるのが最良でしょう。
一方、仕事上、交渉結果を文書にしてまとめなくてはいけません。
特に私の今の仕事では、法律上の権利範囲を定める文書をまとめる作業を行います。
したがって、対価を払ってもらう対象物は文書であり、Writingも非常に重要となります。
次に、語学スキルの横幅についてです。
語学といってまず想像するのは異なる言語体系である英語や中国語かと思います。
しかし、私は真の語学とは、専門用語も語学であり、経営学の用語も語学であり、地理の用語も語学であり、雑談すら語学と考えています。
言い換えれば、交渉の場で用いる用語はすべて語学の一種であり、語学スキルの横幅はそこまで抑えておく必要があります。
特にお客様が英語圏の方でしたら、専門用語の英訳、外国の地理、海外ニュースが必要な語学スキルの幅となります。
最後に、準備の必要性についてです。
そもそも語学スキルなるものが普遍的なパラメータとして存在するのかですが、
私はある一定量は存在するが、準備なくして交渉に臨むことはできないというスタンスです。
つまり、普遍的な英語の勉強に毎日1時間当てるより、
週一回でも海外のお客様に会う直前に1時間必死でお客様に関連する情報を頭に叩き込み、実際に叩き込んだ単語を空気を読みつつも強引に使う方が交渉事や接待は上手くいくものです。
先に挙げた語学スキルの横幅とあわせれば、お客様の出身地の話題を英語でできるように準備することや、接待に出てくる和食を英訳できるように準備をすることも必要となります。
というわけで、語学スキルには、種類、幅、準備の必要性の3つの側面があるので、これを技術コンサルに当てはめて考えていきます。
2.技術コンサルに求められる語学スキルとは
自分が技術コンサルティングの立場としてお客様と面談を行う場合を考えます。
まず、お客様と面談する過程は必須なのでspeaking力、技術コンサルが納品する結果物は文書なのでWriting力、この2種が必要な語学スキルの種類です。
次に、お客様の使える言語(日本語か英語か)、依頼を受ける専門分野における技術用語や体系的な知識、経営学の言語、お客様と雑談できる共通の話題、等が必要な語学スキルの横幅となります。
最後に、準備、これは技術コンサルにとっても当然必要です。
お客様の解決したい課題に関する専門用語を調べておかなくては、解決策を提示するどころか課題すら理解できないです。
私の現在の業務以上に、直前にできる限りの準備をしなければ質問することがでてきません。
(私の現在の業務では、お客様がこういう技術を改良しました!と特許公報を面談前に準備してくれていることもあります。必要な技術用語はすべて前回の特許公報を読めば理解できたりするなど、実は意外と準備は楽なのです。)
以上をまとめると、技術コンサルに求められる語学スキルは、
種類:speaking力とWriting力
横幅:依頼を受ける専門分野における技術用語や体系的な知識、経営学の言語、共通の話題
準備の必要性:事前準備が必要
となります。
3.せっかくなので自分の英語に対する抱負
ちなみに私が仕事上で英語を勉強する究極の理由は、海外(英語圏)のお客様から仕事を獲得するためです。
したがって、私の目標は去年と変わらず、
自己紹介に関する英語、
特許に関する英語、
法律や裁判に関する英語、
経済や経営に関する英語、
日本の文化と海外の文化の違いを説明する英語、
交渉や議論に用い得る論理系の英単語、
海外の地理に関する英語と地理の知識、
雑談に用いられる英語(私は海外スキーやアウトドアスポーツの話しかしませんが、笑)
に絞って勉強することです。
TOEICは残念ながらこれらの英語を学ぶのには適していないので、年1回ぐらい思い立つことがあれば受けてみるつもりです。
★★★★★★★★★★★★★
以上でした。な、長い。
余談ですが、私はボディランゲージはSpeakingの一種であり、使わないのは損だと思っています。
こちらの意思を相手に伝えるのが目的と自分に言い聞かせ、必死に見えようとかっこ悪かろうとバリバリ使っています。
単に酔っ払っているだけのときが多いかもしれませんがね。
ただ、技術用語や法律用語にはボディランゲージを使いようがないんですよね~。厳しいです。
そんな意味でも、本気で勉強すべき英語の範囲は自ずと絞られてきますね。