情報の収集法と選別 (3) | 技術コンサルティング研究会 BLOG

情報の収集法と選別 (3)

こんばんは。がーすーです。

ドライブっていいですよね。
これだけ情報が手に入りやすくなった今、車が売れないのが不思議です。
自由に動ける一番いい手段だと思うのですが、やはり値段の問題でしょうか。
まあ私も車を買えていない身分なので、値段については何とも言えません。
早く車が買いたいものです。

さて、今回のテーマ:「情報の収集法と選別」について、です。

1.自分の五感
私が一番信用しているのは、自分の五感です。
いい場所があると聞いても、自分で一回行ってみないことには他人に伝えるのはちょっとためらわれます。
逆に、自分から積極的に行動することには抵抗が全く無いので、
どんなに遠い店でも、遠い観光地でも、世界遺産でも、海外のスキー場でも、気になったら自力で行きます。
とにかく、足で情報を稼ぐのが一番確実かと思っています。
ちなみに日本の裁判制度の最終的な決定は、原則的には自由心証主義と言って、裁判官が五感で事実か否かを総合的に判断するシステムになっているんですよね。
これも、最終的には一人の人間の五感が一番確かという日本人の気質の裏づけかと思います。

2.他人からの口コミ
ですが、自分ひとりの五感で判断するには限界があります。
そこで他人から情報を得る必要が出てくるのですが、私が次に重視するのは信頼できる知人から直接情報を得ることです。
今回のテーマに沿って話せば、「誰から情報収集するか」が、最終的な情報の質を高める絞込みに重要だと思っています。
例えば、テレビや新聞での話題しか知らない知人からはやはり得られる情報は少なくなってしまいます。
また、「事実」と「自分の五感で感じた情報」と「他人からの伝聞」とを三者ごちゃ混ぜにして話す人からの情報は、その後の選別に骨が折れまてしまいます。
このような考えから、私が情報収集をする人は、
「自分の五感で感じようと努力している人で、かつ、どこからどこまでが自分の感想かを分けて話せる人」です。
幸い今はそのような友人に恵まれていますが、さらにこのようなタイプの友人を増やしていきたいですね。

3.マスメディアからの情報
最後に、マスメディアからの情報についてです。
基本的に私はマスメディアからの情報は、一般的には情報としての質が悪いと思っています。
例えばTVのグルメ番組は、「事実」と「リポーターの五感で感じた情報」と「店からの伝聞」との複雑な絡み合いがあり、そこから必要な情報を取捨選択するのは至難の業です。
リポーターのリアクションの大きさやスポンサーの力も相まって、事実上無理とまで思えます。
なので、情報収集と選別を行う観点からは、一般的に質が悪い情報源だと思います。
これは、TV、ラジオ、雑誌すべてに共通する特徴ですね。

その中であえて使うなら、報道番組が挙げられます。
ただ、報道番組でも、「誰から」というところは重視すべきだと思っていて、
信頼できるキャスターからの情報以外は、やはり質が悪いと思います。
個人的には、みのもんた氏の姿勢が一番好きですね。
100のニュースを伝えるのに200を調べて、そのうち50を報道するという印象です。
フジテレビの某キャスターは80を調べて80を伝える感じで玉石混淆過ぎで質が落ちるし、
テレ朝の某キャスターは20を調べて50の意見を加えて伝える感じで、質はさらに落ちる印象です。

一方、マスメディアの中でもインターネットは少々毛色が違っていて、うまく活用すれば質のよい情報が得られると思います。
特に、官公庁のHP、企業のHP、その他公式文書や報道の一次ソースなど、(法律の制約もあって)事実が延々と記載されているものは意外と質がいいです。
いまはテキスト検索機能が優秀なので、どんなに分厚い報告書でも、知りたい情報のキーワードを予めマスメディアなどから聞きかじっておけば目的の情報をすぐ選択することができます。
そして調べた中から共通するキーワードがあれば、されにそれを使えば好循環でどんどん質の良い情報が得られます。
ただし、英語が読めないと一次ソースに当たれない場合があるのが難点ですね。

4.まとめ
ということで、私の基本は「事実」と「自分の五感で感じた情報」と「他人からの伝聞」を分けること。
具体的には、
情報の収集法:自分の足⇒信頼できる他人からの口コミ⇒一部の報道番組、特定のHP、公的文書、一次ソース
情報の選別法:自分の五感⇒情報を整理して伝えてくれる他人や報道番組に絞る⇒キーワードと質の良い情報群見つける⇒キーワード検索を見つけた質の良い情報群の中で何回も繰り返す
という感じです。

最後に、中田英寿が旅人をつい最近までしていましたね。
あれ、私は「貧困」というテーマで調べたいなら、正しい情報収集法かつ選別法だと思ってます。
お金と時間があれば、私もあの手法を採用するでしょう。
いや、さすがにしないかな(笑)
中田に比べれば小さいですが、日本全国を車でめぐって、各土地を自分の言葉で語れるようになるのがひそかな野望です。