こんな技術コンサルはイヤだ (4)
こんばんは。がーすーです。
最近は読書の秋ということで、読書を楽しんでいます。
推理小説を昔から好きで読んでいるのですが、今はアガサクリスティにはまっています。
ものすごく古典的な探偵物で(実際古い本ですし)、人の話しを聞いて、相手の話しのウソを探し、問題解決をする。
どの巻もこんな感じで、科学捜査的な内容など一切ないです。
昔の探偵ってコンサルぽいよな~とふと思ったりします。
今回のお題:「こんな技術コンサルはイヤだ!」
1.「イヤだ!」≒「不満だ!」
私は技術コンサルにお世話になったことはまだありません。
そのため、実体験として「こんな技術コンサルはイヤだ!」と強く感じたことはないです。
一方、私は発明相談を受けるときに、クライアントから技術的なアドバイスを求められることがあります。
そこで今回は、仕事上でクライアントに満足してもらえた場合に良かった点を思い返し、その裏=イヤな技術コンサルを考えてました。
というのも、クライアントが満足しなかった場合は大人の対応をされてしまい、クライアントの不満の大きさはわからないことが多いと感じるからです。
また、「イヤだ!」というと、人間的にイヤというレベルに結びついてしまいます。
そこで他の書き手の方々とは視点をかえて、私は「イヤだ!」≒「不満だ!」とお題を読み変えて考えます。
この読み替えも、読みすすめていただければ、妥当だな、と思っていただけるかと思います。
2.期待感
まず、クライアントは何を期待して技術コンサルに依頼をするのでしょうか。
多く場合は、問題が発生し、解決策を自社で検討したが良案が見つからなかったという場合です。
つまり、クライアントが考えている案以上のアイデアを出して欲しくて依頼するわけです。
ということは、相当な期待感を持って、クライアントは技術コンサルに依頼をしてきます。
この期待感により、クライアントは、このように感じることとなります。
レベル1:アイデアが出ないor意思疎通が取れないコンサルは、論外。
レベル2:毒にも薬にもならないアイデアを出すだけのコンサルも、イヤ=不満。
レベル3:相当なアイデアが出るor相当なアイデアを出す道筋を示せるコンサルは、イヤじゃない=満足。
すなわち、クライアントの期待感の裏返しから、レベル2の技術コンサルは、「不満だ!」≒「イヤだ!」と思われてしまうわけです。
3.こんな技術コンサルは不満だ!
レベル1については他の書き手にお任せするとして、レベル2について思いつくまま挙げてみます。
(1)そもそも技術分野が異なり他者を紹介しようとするが、その紹介の論拠がない。
(2)クライアントと同レベルのアイデアの細かなバリエーション群しか出せない。
(3)クライアントと異なる道筋の思考はできるが、解決すべき問題の優先順位を間違えている。
(4)クライアントが相談時に提示した条件を深く検討せず、表層的な問題点の内に潜む根本的な問題点を抽出できない。
(5)クライアントが相談時に提示した条件以外の、さらなる特別条件を探そうとしない。
(6)さらなる特別条件を探そうとするが、ヒアリングや観察時の根拠が納得できず、協力したところで出てくるアイデアに期待を持てない。
(7)クライアントと異なる道筋の思考から斬新なアイデアを提案したが、アイデアを実現させる具体的手段を出せない。
(8)クライアントと異なる道筋の思考から斬新なアイデアを提案したが、アイデアに自信が無い。
(9)アイデアを実現させる具体的手段の、網羅的な調査方法を提示できない。
このように挙げてみましたが、いずれも重いですね~。
でも実際、今まで仕事上で確実にクライアントに満足してもらえたと感じたのは、この(1)~(9)の逆のことをした場合ぐらいです。
レベル1の最低ラインを考えてからレベル2を考えることかもしれませんが、
最終的にはレベル2までクリアできることを目標に、技術コンサルのスキルを深く身に付けていきたいですね。
最近は読書の秋ということで、読書を楽しんでいます。
推理小説を昔から好きで読んでいるのですが、今はアガサクリスティにはまっています。
ものすごく古典的な探偵物で(実際古い本ですし)、人の話しを聞いて、相手の話しのウソを探し、問題解決をする。
どの巻もこんな感じで、科学捜査的な内容など一切ないです。
昔の探偵ってコンサルぽいよな~とふと思ったりします。
今回のお題:「こんな技術コンサルはイヤだ!」
1.「イヤだ!」≒「不満だ!」
私は技術コンサルにお世話になったことはまだありません。
そのため、実体験として「こんな技術コンサルはイヤだ!」と強く感じたことはないです。
一方、私は発明相談を受けるときに、クライアントから技術的なアドバイスを求められることがあります。
そこで今回は、仕事上でクライアントに満足してもらえた場合に良かった点を思い返し、その裏=イヤな技術コンサルを考えてました。
というのも、クライアントが満足しなかった場合は大人の対応をされてしまい、クライアントの不満の大きさはわからないことが多いと感じるからです。
また、「イヤだ!」というと、人間的にイヤというレベルに結びついてしまいます。
そこで他の書き手の方々とは視点をかえて、私は「イヤだ!」≒「不満だ!」とお題を読み変えて考えます。
この読み替えも、読みすすめていただければ、妥当だな、と思っていただけるかと思います。
2.期待感
まず、クライアントは何を期待して技術コンサルに依頼をするのでしょうか。
多く場合は、問題が発生し、解決策を自社で検討したが良案が見つからなかったという場合です。
つまり、クライアントが考えている案以上のアイデアを出して欲しくて依頼するわけです。
ということは、相当な期待感を持って、クライアントは技術コンサルに依頼をしてきます。
この期待感により、クライアントは、このように感じることとなります。
レベル1:アイデアが出ないor意思疎通が取れないコンサルは、論外。
レベル2:毒にも薬にもならないアイデアを出すだけのコンサルも、イヤ=不満。
レベル3:相当なアイデアが出るor相当なアイデアを出す道筋を示せるコンサルは、イヤじゃない=満足。
すなわち、クライアントの期待感の裏返しから、レベル2の技術コンサルは、「不満だ!」≒「イヤだ!」と思われてしまうわけです。
3.こんな技術コンサルは不満だ!
レベル1については他の書き手にお任せするとして、レベル2について思いつくまま挙げてみます。
(1)そもそも技術分野が異なり他者を紹介しようとするが、その紹介の論拠がない。
(2)クライアントと同レベルのアイデアの細かなバリエーション群しか出せない。
(3)クライアントと異なる道筋の思考はできるが、解決すべき問題の優先順位を間違えている。
(4)クライアントが相談時に提示した条件を深く検討せず、表層的な問題点の内に潜む根本的な問題点を抽出できない。
(5)クライアントが相談時に提示した条件以外の、さらなる特別条件を探そうとしない。
(6)さらなる特別条件を探そうとするが、ヒアリングや観察時の根拠が納得できず、協力したところで出てくるアイデアに期待を持てない。
(7)クライアントと異なる道筋の思考から斬新なアイデアを提案したが、アイデアを実現させる具体的手段を出せない。
(8)クライアントと異なる道筋の思考から斬新なアイデアを提案したが、アイデアに自信が無い。
(9)アイデアを実現させる具体的手段の、網羅的な調査方法を提示できない。
このように挙げてみましたが、いずれも重いですね~。
でも実際、今まで仕事上で確実にクライアントに満足してもらえたと感じたのは、この(1)~(9)の逆のことをした場合ぐらいです。
レベル1の最低ラインを考えてからレベル2を考えることかもしれませんが、
最終的にはレベル2までクリアできることを目標に、技術コンサルのスキルを深く身に付けていきたいですね。