仮想コンサルティング Part.1 (8) | 技術コンサルティング研究会 BLOG

仮想コンサルティング Part.1 (8)

こんばんは、10の12乗です。
今シーズンの阪神が終わりました。岡田監督はあの肘を付いて斜めを見ている姿が好きでしたw
筋書きのないドラマは面白いです。
最近思う事ですが、プロフェッショナルとは、誰よりも努力のプロフェッショナルな人に
感動したりするんじゃないか思います。
他の方はどう思いますか?

さて、仮想コンサルですが、言葉のキャッチボールを考える時間が10日ぐらいあったにも関わらず、
特にみなさんと同じ感じになってしまいそうなので、感じた疑問とかを書いていこうと思います。

さてお題ですが、

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島根県の工場から、茨城県の廃棄処理場までの、廃棄物の輸送について、
「最適・安価・安全なトラックの24時間監視システム」を提案して欲しい。
夜間輸送で、輸送時間は12~14時間。
監視システムは予算全体で2000万以内で安価に開発したい。
貴方はコンセプトを提案してくれればとりあえずはそれで良い。
納期は半年。
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それからメールで教えていただいた情報として、

・トラックは3台あり、ルートは微妙に変えている。
・トラックの乗務員は2人。毎回人は変わる。
・不審な輩に襲われた経験があり、それを防ぎたい。
・現状で管理監視システムはない。
・出発時に積載票とドライバー票を備え、到着先でそれを渡す。

という情報が手元にあります。

また、クライアントの要望として、
「最適・安価・安全なトラックの24時間監視システム」を提案する。
コンセプトの提示をすれば良い。

とありますので、ヒアリングをして得た情報で疑問がある部分を提示して、
クライアントに意志決定を行っていただけば、クライアントの要望は満たすと思います。

今回の場合社員は信用する事を前提に話を進めていきます。

新しいモノを導入しすぎると現場の混乱を招くと思いますので、
なるべく既存のもので解決できればと思います。
またシステムは作る方が安いのか、既存のモノを買う方が安いのかわからないので、
そこは今回は無視させていただきます。
また安全に運ぶ事を主として話を進めたいと思います。
(襲われても盗まれないようにという意味です)


まず、24時間監視する必要があるかという問題があります。
帰りは監視しなくても業務に支障はないと考えるからです。
帰りに不審者に襲われる可能性はほぼゼロと言っても過言ではないでしょう。
後のランニングコストも考えると行きだけの方が良いと思いました。

次にコンテナの施錠ですが、これは編集長もおっしゃる通り、
積載物を降ろす時だけ解錠できる様にすればいいと思います。
またはここで銀行などで使われている生体認証を使うのもいいかもしれません。
コンテナごと奪われる場合を想定するならば、廃棄物自体をトレース出来るようにすれば、
仮に運転手が共謀していたといても品物を追う事が出来ます。

積載票やドライバー票は、メールで対応可能だと思います。
顔写真、車のナンバー、積載量を記載すれば紙をなくす事ができると思います。

最後にシステムですが、ETCを用いたものはどうでしょうか。
ETCのデータをオンラインで本社で管理できれば、
車が大体どこを走っているかも分かり、
運転手が特別何かをしなくても管理、監視が行える思います。


個人的にはETCのオンライン化、廃棄物のトレース機能、現地解錠で良いと思いますが。
これならば特別な教育も必要ないと思いますし、
ドライバー達も監視されている感は少ないと思います。

今回はコストが分からないのでなんとも言えないですが。

案は一人でも出来そうですが、解決策となると人脈があると安価には出来そうですね。
コンサルティングの難しさを勉強しました。