仮想コンサルティング Part.1 (6) | 技術コンサルティング研究会 BLOG

仮想コンサルティング Part.1 (6)

こんばんわ、ズッキーです。

だんだん、涼しく(寒く?)なってきましたね。
そろそろ、掛け布団は暖かい物にしようかと思うこの頃です。

では、今回のテーマについて書いていきましょう。
今回は仮想コンサルですね。

内容は...

島根県の工場から、茨城県の廃棄処理場までの、廃棄物の輸送について、
「最適・安価・安全なトラックの24時間監視システム」を提案して欲しい。
夜間輸送で、輸送時間は12~14時間。
監視システムは予算全体で2000万以内で安価に開発したい。
貴方はコンセプトを提案してくれればとりあえずはそれで良い。
納期は半年。

です。う~ん、お客様とのやり取りは、とりあえずイメージですね。

ズッキー(以下、ズと表す):
「単なるシステムではなく、なぜ、監視システムなのでしょうか?本システムが必要だと感じた経緯を教えて頂けますか?」

お客様(以下、客と表す):
「廃棄物の運送は、夜間に行います。これは、一般市民に知れずにこっそり輸送したいんです。また、山などに廃棄物の違法廃棄などをする行為を抑制するためにも監視したいんです。そして、夜間なので昼に比べたら道も見えにくいですから、ナビゲート機能も視野に入れた監視システムが希望です。」

ズ:「そして24時間なんですね。運送ルートは指定されていますか?」

客:「はい、24時間なんです。運送ルートは決まっています。」

ズ:「運送ルートは、林道とか走ってますか?」

客:「いいえ、林道は走っていません。夜間なので比較大きな一般道路を利用しています。」

とりあえず、お客様とのやり取りはこれくらいにしましょう。
かなりデタラメなやり取りですね(笑)
では、具体的な提案ですが...

「オンライン接続できるカーナビを利用した監視システムを構築する。」

カーナビを利用する目的は次のようになります。
1.規定ルートをナビゲーションする。
2.トラックが規定ルートから外れていないかを監視する。

また、運行状態を入力する機能も入れます。
これは、監視するという目的もありますが、今後の最適な運行ルートを分析するためにも使用できます。

後は24時間をどうするかですが、このカーナビはオンライン接続ができるようにします。
「規定ルートでは、林道などの電波が入らない地域はない」ということなのでオンライン接続
はできるでしょう。

もし、接続が切れるのならそれは、規定の運行ルートを外れているという疑いありです。
(かなり、大甘だ~)

費用的な面ですが、ひと昔前のカーナビゲーションシステムの構築は、一から画面を作ったり
対象の機械(カーナビ)に合わせてシステムを構築していましたが、

最近のカーナビゲーションのシステムは、ある程度の枠組み(フレームワーク)があります。
(余談ですが最近の組み込み機器(オーディオ、カーナビ、車載システム)OSも入って
いるんですよ、皆さんがよく使うWindowsとか、Linuxですね。有名なのは日本が誇るトロンです。
でも、これはOSの仕様です。トロンというOSがあるわけじゃないです。)

この枠組みを利用したら、カーナビゲーションシステム構築も安価にできるでしょうし
拡張機能も追加しやいでしょう。

ということで、私の仮想コンサルでした。