技術コンサルにとっての専門性とは(8) | 技術コンサルティング研究会 BLOG

技術コンサルにとっての専門性とは(8)

こんばんは、10の12乗です。


歯もだんだん落ち着いてきましたが、最近は風邪が家族で流行っており、

私も風邪を引きそうです。

だんだんと秋も深まってきて、衣替えが必要かと思います。


さて、今回のお題ですが、クライアントの視点において、

・「技術問題の解法に困っている」タイプ
・「技術の使い途に困っている」タイプ

に分けて、技術コンサルの専門性についてです。


・「技術問題の解法に困っている」タイプ
がーすーさんも仰ってますが、技術コンサルに依頼をする時点で、

社内において、問題が話し合われていると考えられます。

自分たちでの解決が困難であると判断したために依頼すると考えられるからです。


更に、クライアントはその分野において、ある程度深い知識を有しているので、

クライアントが提起した問題をまとめる、または新規に問題がありそうな所を指摘する事

が挙げられると思います。


よって、自分がコンサルである場合、世間で分類されるような大まかな区分(電気とかバイオとか)

における基礎知識があり、問題解決能力と、その裏付けが出来れば生業としてやっていけると考えます。


なので、この場合の専門性としては、深すぎない、クライアントの話が理解できる人であればいいと思います。



・「技術の使い途に困っている」タイプ
これは、会社にある既存の技術をどう還元していくかと言う事だと思いますが、

これも、この相談をしてくる時点で、クライアントはいくつかの案を考え、ピンと来ないので

相談したと考えられます。


先程も書きましたが、コンサルとしては、その意見をうまく裏付けをつけてまとめられればいいと思います。

更に、世間のニーズを敏感に把握していないといけないと思います。

また技術を日常生活でどうのように活かせるかを検討し続けなければせっかくの技術も活かしきれない

という事がでてきてしまうと思います。


よって技術とニーズとのすり合せが出来る人がクライアントが望む人だと思います。


まとめると、両者に必要な能力として、コンサルの最も重要なものであると思いますが、

問題解決能力(相手に納得して貰うというのも含めて)が、あり、

解法に困っている場合は、分野における基礎知識を有している、

使い途に困っている場合は、世間のニーズを抽出出来る事だと思います。


なので、どちらかと言えば「ジェネラリスト」の方がコンサルには向いていると考えます。