技術コンサルタントになるためには資格は必要か(4) | 技術コンサルティング研究会 BLOG

技術コンサルタントになるためには資格は必要か(4)

最近、関西出張が多いミランダ編集長です。外出すると、本社にいるときよりもゆったりした時間が流れますが、商談に直結するデモなどでは緊張を強いられますね。まだまだ修行の必要ありだなぁと実感しております。


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そもそも「資格」って何でしょう?国家なり権威ある団体なりが、個人のある分野の能力や実力について、一定のレベルに達していると認定するものですよね。これが有効なのは、よく知らない人に仕事の依頼をするときだと思います。これまでの業績をつらつらと説明する時間があり、顧客もそれに耳を傾ける余裕があるなら、資格はなくてもよいかもしれません。しかし、結構人間は「資格」や肩書き、ぱっと見た目などで、仕事を任せられそうかどうか、判断してしまうものではないでしょうか?そういう場合、資格はないより、あった方が得だと私は考えます。また、同じ資格を持っている者同士の人脈も生まれるので、共同で仕事を成し遂げたり、仕事を紹介し合うこともできるメリットがあります。


かくいう私も外資系企業で学術として働いているとき、より専門性を深めた仕事がしたいと思い、米国人上司に希望を伝えましたが、「そういう仕事はPh.D.を持っている人にやってもらうからよい。」と一蹴されてしまったことがあります。教育制度の違いもありますが、米国はある意味、日本よりも進んだ資格主義だと感じた瞬間でした。そこで悔しいと思って博士課程に進学したのが私の原点ですので、私は自分が「必要」だと感じたり「欲しい」と思った資格は取得すべきと考えております。


生物工学に関係した資格(学位)としては、技術士、弁理士、博士などが有効かと思います。