技術コンサルタントになるためには資格は必要か(2) | 技術コンサルティング研究会 BLOG

技術コンサルタントになるためには資格は必要か(2)

エマージェンシー!エマージェンシー!! 子供が風邪で臥せっており、私の顔先数センチの位置で菌をまき散らしております。

そんなわけで、子供が風邪を引くと必ず風邪をひくチェックのエージです。


さて、本題です。

私も技術コンサルタントに資格は必須ではないという意見です。

技術コンサルにとって重要なのは資格よりも業務経験であると考えます。

コンサルを行った企業の規模、数が大きければ、経験豊かな技術コンサルと期待され、顧客とファーストコンタクトを取りやすくなるといえるでしょう。

しかしながら、技術コンサルは守秘義務を負うため、「ソ○ーのXXプロジェクト」や「日○自動車のYYプロジェクト」のコンサルティーションを行ったなどとアピールできないのが現状です。

そこで、代わりといっちゃー何ですが、資格が顧客へのアピールの一手段になるかと思います。

つまり、「弁理士」という資格を持ち、特許事務所での業務経験があれば、顧客から知財に強いコンサルだと期待されますし、「博士号」(資格ではありませんが)を持っていれば、その分野に関してはかなり深い知識を持っていると見なされます。

技術コンサルといっても、その人のバックグランドによって属性が無数にあると思います。自分がどの分野に強いのか、得意分野のアピールに資格を利用できるのではないでしょうか。

ただし、どんな資格でもよいかというと、微妙です。やはり、認知度、難易度が高い資格ほど、自分のスキルをアピールできると思われます。

具体的には、自分の技術分野を示す「技術士」、知財の理解力を示す「弁理士」、経営の知識を示す「中小企業診断士」などが技術コンサルを行う上で、顧客にアピールできる資格なのではないでしょうか。

しかしながら、現実的には、単一の資格を持つコンサルは数多く存在します。資格を技術コンサルとしてのアピールに用いるのであれば、他のコンサルとの差別化を図るためにもマルチライセンス(複数の分野で資格を持つ)を目指すのもよいかと思います。