技術コンサルタントになるためには資格は必要か(1)
もりぞーです。
昨日は、家族でブドウ狩りに行ってきました。
ブロウ狩りと言っても、食べ放題ではありません。
スーパーとの違いは、棚に置いてあるか、木にぶら下がっているか、という点ですね。
でも、直前まで日に注がれていたからかどうかはわかりませんが、やっぱり自分たちで取ってきたブドウは美味しくいただけました。
秋が深まったら、栗拾いにでも行こうかな、と思います。
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さて、技術コンサルになるにあたって、資格は必要なのか?、という疑問が生じます。
そこで、今週から2週間にわたって、
「技術コンサルになるためには、資格(国家、公的、民間など)は必要か」
について書いていきたいと思います。
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まず、結論から先に述べると、
「技術コンサルになるためには、直接には資格の取得は必要ない」
と思います。
大前提として、技術コンサルになるために、特定の資格の取得は必要ありません。
誰もが自分のことを「技術コンサルタントである」と言うことができます。
したがって、形式的には、資格の取得は必要ないのです。
では、実質的にはどうでしょうか。
資格の取得はまったく必要ないのでしょうか。
私は先に、「直接には資格の取得は必要ない」と述べました。
この中で「直接には」というのがポイントですね。
後で述べますが、資格を取得しておくメリットはもちろんあります。
しかし、ここでは、資格の取得は技術コンサルになるための必要条件ではない、ということをいいたいのです。
先日の勉強会でも少し話しましたが、特定の資格を持っていることをアピールしたければ、お客様がその資格のことについて最低限の知識を持ち合わせている必要があります。
でないと、「○○という資格を持っています。」の答えが、「○○ってどういう資格?」というやり取りが発生してしまうからです。
これはあまりにも格好悪くないですか。
例え、その資格の説明をしたところで、「ふ~ん」か「そんな資格あったんだ」の一言で終わりです。
要するに、特定の資格の存在を知らないお客様に、特定の資格を持っていますといってもまったくの無力だと思います。
最後に、資格を取得しておくメリットについて少し触れておきます。
資格を取得することで勉強をするし、有資格者による継続学習の場に参加することもできる。
これは資格を取得する上でのメリットかもしれません。
そして、何より、有資格者のネットワークに入ることができる、というメリットがあります。
これは非常に大きな効果です。
情報を制するものがビジネスを制する、とも言われている昨今ですから、特定の分野の情報を収集するために資格を取得してもいいのかもしれません。
まとめると、「技術コンサルになるためには、直接には資格の取得は必要ない」とは、営業ツールとして資格を取得しておく必要はない、と言えそうです。
逆に、資格がお客様を呼び寄せる、ということさえ期待しなければ、資格の取得は大変意義のあるものですよ。