専門とする技術の守備範囲(9)
朝晩はかなり涼しくなってきましたね、
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私事ですが、
今月から多少業務内容が変わってさらに忙しくなりました。
うっかり締め切りを過ぎてしまいました、ごめんなさい。
家のベランダでいろいろ植物を栽培していますが、
手を掛けるとしっかり成長して応えてくれます。
私もこの素直さを見習いたいものです。
先日、幕張メッセで開かれた2008分析展に行ってきました。
学生の頃は分析化学を学んでいたので、なんだか懐かしさを覚えました。
うちの会社でHPLCの装置&カラムを製造販売していますので
同時開催のセミナーなどでは同業者お断りの箇所が多く社名が災いして見られないところも。。。。
さて、専門とする技術の守備範囲ということですが、
まず、大まかに技術の分野に分けることができるでしょう。
私の場合は生物工学の技術者ですから、その周辺分野ということになりますね。
主には経験のある技術が中心になるでしょう。
生物工学で言えば生物化学工学、遺伝子工学、情報工学(バイオインフォマティクス)etc...
コンサルタント各人の経験に基づき、さらにその周辺をという感じですね。
またもや私の場合ですが、私は培養工学を主にやっていますので
培養工学からそれを含めた生物化学工学がカバーすべき守備範囲ということになるでしょう。
さらにその周辺の生物工学についてはざっと知っているというのはもちろん必要です。
企業内技術者の視点からみると、おそらくクライアントは
コンサルタントにその人の経験のある技術分野の知識なりアドバイスなりを求めるのだろうと思います。
特に日本の企業にはそういう傾向があると思います(経験重視)。
できるだけ多くのことを経験しておきたいですが、
企業内技術者の自由度はそう高くないのでこの辺りは難しいところですよね。
中核となる技術は何なのか、自分でよく認識しておき、
それについては誰にも負けないという自信が持てるようにすることが最低限必要です。