専門とする技術の守備範囲(5) | 技術コンサルティング研究会 BLOG

専門とする技術の守備範囲(5)

どうも、よっすぃーです。

これを書いてるのは水曜日の夜。
明日は悪夢の健康診断です。
おかげで、ただいま断食中。
しかし、メタボ検診って何であんなギリギリの数値なんでしょうねえ。
引っかかる人が1/4だったかな?
将来の医療費削減の前に今の医療費がかさんで、破綻してしまうんじゃないでしょうか?

では、本題です。
専門とする技術の守備範囲についてですが、一本太い幹があって、そこに枝葉がどれくらい生い茂っているかということだと思います。
微生物的に言えば、一本の長い鞭毛と複数の繊毛がある感じでしょうか。
自分自身で言うならば、さほど太くはないですが、応用微生物学の幹があってそこに化学工学やら衛生工学やら資源利用学やら食品化学やらやらの枝葉がのびる。

自分の根幹となる幹の部分は十分な経験も知識も必要になります。
ですが、枝葉の部分はそこまで必要とせず、場合によってはどちらか一方あれば事足りるかと思います。
ただ、この枝葉が他の方の幹まで届いているかも重要な気がします。
人脈を得る能力も重要な技術要因ではないでしょうか。
依頼者が我々の専門分野をピンポイントに求めてくるばかりではないでしょうから、横のつながりを持つことも重要な要素かと思います。

結局、核となる専門分野を中心として、依頼者の要求に応じて必要となる範囲がその都度変わるのではないでしょうか?
枝葉にどれくらいのレベルを追求するかは、程度の問題で実質的な終わりはないと考えます。
各個々人がどこまでに設定するかですね。

本題とずれますが、今月の技術士会機関誌に寄稿された大島先生の「コンサルタント企業における技術者の倫理」で、プロフェッショナルに必要な資質について述べられていました。
それは、専門能力であり、その中身は汎用性(広く通用すること)、完結性(専門性の範囲が明確であること)、自律性(自分の判断と裁量によって仕事が遂行されること)、倫理、自己管理能力などだそうです。
ご参考までに。