専門とする技術の守備範囲(1)
もりぞーです。
先日、子供に「Drop in the box」という知育玩具を買ってあげました。
いろんな積み木を同じ形の穴から箱に入れる、というものです。
ウチの子は、丸や三角などの簡単な形のものはすぐにはめられるのですが、見慣れない難しい形のものはうまくはめられずにイライライライラしています。
見ている方としては「頭を使ってるんだなー」と微笑ましいんですけどね。
・・・先日の勉強会で、ミランダ編集長から「始まりと終わりはフランクに行こうよ」と提案があったので、私もちょこっと書いてみました。
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さて、技術コンサルになるためには、専門的な技術の知識や経験が必要です。
今週から2週間にわたって、チャックのエージさんから挙がった「専門とする技術の守備範囲」について書いていきたいと思います。
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技術者は、深くて狭い技術的な知識や経験を身につける傾向にあります。
しかし、技術コンサルを目指す者は、そうであっていいのであろうか、というのがそもそもの問いだと理解しています。
まず、私の意見は、技術コンサルは浅くて広い技術的な知識や経験を持っていることがベターだけれども、必要条件ではない、です。
例えば、世にプログラミング言語が無数存在します。
プログラマーの中にはC言語に長けているものもいれば、Perlが得意な人もいるでしょう。
もちろん、両方を習得している人もいると思います。
しかし、10以上の言語をマスターしている人は稀なのではないでしょうか。
肝心なのは、どの言語であれ、プログラミングのスキルがある、ということだと思います。
プログラミングをするためには、まずブロックチャートを使って処理の概要を決めることでしょう。
そういった基本的なスキルが身についていれば、あとは「知っているか知らないか」のレベルの問題だと思います。
知らなければ知るように、つまり勉強すればいいだけですから。
以上のことをまとめると、技術コンサルは、技術の守備範囲が広いことよりも、技術に共通するスキルを習熟しており、かつ自分の知らないことを知ろうとする意欲がある、ことが重要なのではないでしょうか。
ちなみに、私が担当する特許出願はバイオ発明に関するものですが、私がかつて見聞きしたものはその中のごく一部です。
でも、私には基本的なバイオ技術が身についていますので、そのすべてを理解できています。
もちろん、たくさん勉強しますけどね。