技術コンサルと経営コンサルとの違い(4) | 技術コンサルティング研究会 BLOG

技術コンサルと経営コンサルとの違い(4)

皆様、こんにちは。北京オリンピックの男子体操銀メダリストの内村選手を見て、なんとなく研究会リーダーのもりぞーさんを思い出したところのミランダ編集長です。(共通点は色白ってところかな!)


技術コンサルと経営コンサルのフォーカスする領域の違いについては、これまで皆様が述べてきたことに同意します。世の中には「技術」を特に「売り」にしていない企業もあるので(非製造業など)、「経営」コンサルの参考となる企業サンプル数は圧倒的に多いと思います。それだけに事例研究も進んでおり、問題の解決方法の定石などもある程度存在していると考えます。そうでなくてはMBAのコースが設立されることもなかったでしょう。一方、「技術」コンサルはどうでしょうか?まれに多岐に渡る技術分野に詳しい方もいらっしゃいますが、私は基本的に生物系の専門家が、物理が主に関与する技術的な問題をたやすく解決することができるとは思いません。また、解決しなくてはならない問題は同分野においてもかなり細分化されており、共通点を抽出して、他企業のケースに当てはめる、というのが難しいのではないでしょうか。

もちろん各企業固有の「経営」問題もあるのでそれに即した対応が必要ですが、私としては、「経営コンサル」は汎化可能で、「技術コンサル」は個別対応が必要でありマニュアル化しにくいと考えております。それでもなお、上級の「技術コンサル」とは会社の経営状態もマインドに入れた解決方法を提示できることでしょう。(もりぞーさんが主張していらっしゃるように、すべてを自分一人で解決出来なければいけないわけではなく、他のコンサルタントとよいコンビネーションで問題を解決できれば、それでよいかと思います。顧客の懐具合次第でしょうか…。)

P.S. 遅筆のため心配させてしまったよっすぃーさん、お気遣いに感謝しております。好きよ

(突発的問題が生じたため、ここに書かせていただきました。)