技術コンサルとは?(7)
おはようございます。がーすーです。
技術コンサルティングとは何か。
今回は、「技術」という言葉の定義から考えを進めていきます。
1.技術とは
広辞苑によれば、
「技術」=「(1)ものごとを巧みに行うわざ。技巧。技芸。」
「(2)科学を実地に応用して自然の事物を改変・加工し、人間生活に利用するわざ」
となっています。
私の業界では、
「技術」=「(i)一定の課題解決のための具体的手段であり、具体的手段を有するものとして客観的なもの」
「(ii)第三者に伝達可能なもの(技能、技巧除く)。」
という考え方が一般的です。
技術コンサルでいうところの技術は、これらの定義のうち、(2)、(i)、(ii)の範囲と考えています。
簡単にまとめれば、「誰がやっても、ある程度の確率で、同じ結果を得られるもの」となるでしょう。
2.技術の性格
(1)このような技術が持つ性格について考えると、「積み重ね」で進歩するのが一番の特徴のひとつと考えられます。
つまり、誰がやっても同じ結果を得られる以上、ある技術が広まれば誰もが技術を使うことが可能となります。
したがって、技術は、毎年確実に進歩が繰り返されることになります。
(2)また、これは他の会社も同じなので、他社の動向を知らないと、他社技術が広まった瞬間自社の進歩が無駄になる可能性があることになります。
(3)一方、上の定義の逆、「やらなければ、何も結果は得られない」ことも真と思われます。
これは当たり前ですが、上の「1」の(2)の定義とあわせて考えれば、利用しなければ宝の持ち腐れということです。
3.技術コンサルティングとは
これらの議論から、技術コンサルティングとは、
(1)毎年確実に積み重ねで進歩するものを扱うコンサルであり、
(2)他社との比較力が重要なコンサルであると考えられます。
また、他のコンサルと比較すると、実施した場合と、実施しなかった場合の差が明確に現れるので、
(3)お客様に実施させる能力が求められるコンサルであると考えられます。
私の現時点での考えはここまでです。
ということで、3(1)、(2)、(3)を身に付ける努力を今はしています。
次回以降、他のコンサルと比較すれば新たにわかってくる事柄もあるのかなと楽しみにしています。