技術コンサルとは?(1)
ども、もりぞーです。
今日から、当ブログの9名の書き手が、
「あなたの考える技術コンサルタントとは?」
について書いていきます。
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私の考える技術コンサルタントは、
・お客様の抱える技術的な課題を抽出できる
・抽出した技術課題について、解決策を提示できる
・解決策に応じた評価が行なえる
の3点の素養が備わった人物だと考えます。
上記3点のうちでも、一番最初の、
「お客様の抱える技術的な課題を抽出できる」
は、最も重要な素養だと考えています。
そもそも課題を見誤っていると、どんな努力も徒労に
終わってしまうからです。
この場合、技術的な問題は何も解決できないわけですから、
依頼主であるお客様に迷惑がかかるだけでなく、お客様の
製品やサービスを使う最終消費者まで被害が及びます。
もしかすると、
「お客様の抱える技術的な課題を抽出できる」=「技術コンサル」
なのかもしれません。
ただし、課題を抽出するというのは、非常に難しいこと。
特に、お客様と同じ視点に立ってしまうと、表面的な
課題を抽出できても、内在する「真」の課題は抽出
できないおそれがあります。
現在感じ取れるものだけではなく、まだ見えて
いない課題を「見える化」できる者が、
技術コンサルといえるのかもしれませんね。
ちなみに、弁理士業務でも課題の抽出は非常に重要です。
発明者の視点では、得られた効果に基づいて課題を考える
傾向にあるからです。
本題から反れるので、この辺のことについては、機会があれば
また書いてみたいと思います。
by もりぞー