技術コンサルとは?(1) | 技術コンサルティング研究会 BLOG

技術コンサルとは?(1)

ども、もりぞーです。


今日から、当ブログの9名の書き手が、
「あなたの考える技術コンサルタントとは?」
について書いていきます。


***


私の考える技術コンサルタントは、

・お客様の抱える技術的な課題を抽出できる
・抽出した技術課題について、解決策を提示できる
・解決策に応じた評価が行なえる

の3点の素養が備わった人物だと考えます。


上記3点のうちでも、一番最初の、
「お客様の抱える技術的な課題を抽出できる」
は、最も重要な素養だと考えています。


そもそも課題を見誤っていると、どんな努力も徒労に
終わってしまうからです。


この場合、技術的な問題は何も解決できないわけですから、
依頼主であるお客様に迷惑がかかるだけでなく、お客様の
製品やサービスを使う最終消費者まで被害が及びます。


もしかすると、

「お客様の抱える技術的な課題を抽出できる」=「技術コンサル」

なのかもしれません。


ただし、課題を抽出するというのは、非常に難しいこと。


特に、お客様と同じ視点に立ってしまうと、表面的な
課題を抽出できても、内在する「真」の課題は抽出
できないおそれがあります。


現在感じ取れるものだけではなく、まだ見えて
いない課題を「見える化」できる者が、
技術コンサルといえるのかもしれませんね。


ちなみに、弁理士業務でも課題の抽出は非常に重要です。

発明者の視点では、得られた効果に基づいて課題を考える
傾向にあるからです。


本題から反れるので、この辺のことについては、機会があれば

また書いてみたいと思います。


by もりぞー