分子中の原子は固体でも静止しておらず、ナノレベルでは常に動いている。原子の運動は材料の機能や性質を知る手がかりになる。これまではレーザーなどを使って原子の集団としての運動を計測してきたが、分子中の個々の原子が動く速度などを直接計測するのは難しかった。
東北大学の研究チームは、野球などのボールの速度を測定する「スピードガン」と同じ仕組みで、原子の速度を測る手法を開発した。スピードガンはボールに電波を照射し、反射して戻ってきたときの周波数の変化から速度を算出する。今回の手法は電波の代わりに加速した電子を原子に当てて、戻ってくる電子のエネルギーの変化から速度を計測する。
『参考資料』
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2023/03/press20230302-04-atoms.html
