◯世界初のワイパー
ワイパーは、1903年にメアリー・アンダーソンという女性実業家によって発明されたとされ、特許が取得されました。彼女は、冬のニューヨークで路面電車に乗ったとき、運転手が氷雨によって視界確保に苦労している様子を見て、レバーとゴム製のリップを着けた装置のアイデアスケッチを描きました。
◯ワイパーの電動化
ワイパーが電動化したのは、1926年のこと。ボッシュはカーバッテリーの電力を使用して、小型モーターで駆動させるシステムを開発しました。
1990年、ウィイン州立大学の教授ロバート・カーンズは、当時の車のワイパーは、小雨・霧雨・豪雨いずれもワイパーは同じタイミングで動作していたため、視界をさえぎるワイパーの動きに、不快感を感じていた。「人間の目のまばたきもワイパーと同じような動きをするのになぜ視界を遮らないのだろう!?間欠的な動き(一定時間おいて動く)をするからだ!!」という気づきを応用して、
『ワイパーを動かし、拭き取り、一定時間ワイパーの動きをとめて、動かす。』
この一定時間ワイパーが止まっていることで、運転手の視界をさえぎることなく、運転に専念することができる、現代のワイパー動作が完成した。
◯変わらないワイパー構造
誕生から100年以上と、長い歴史を持つワイパー。いろいろな進化を続けてきたわけですが、ワイパーゴムでフロントガラスを拭き上げるという基本的な仕組みは変わっていません。それはフロントガラスをキレイにするメカニズムに、「ワイパー以上に効率的なのものがないから」だそうです。
これまでも風圧や超音波で水滴やゴミを吹き飛ばす方法などが試されてきましたが、確実かつ現在と同等の消費燃費でワイパーと同等以上の性能を持つ仕組みは、実現できていません。



