大不況の今年。
お客様から「大変な時期によく起業されましたね」と言われます。
私自身このような不況期に起業することは、正解なのか間違いなのか、ずっと自問自答してきました。
経済成長期の起業と違って、この不況期に起業を考える多くの人たちは、自分が勤めていた会社の業績悪化に伴うリストラや失業を期に、あたためていたアイディアを基に会社を立ち上げるとか、あるいは再就職が厳しい昨今、転職を断念して自分の出来る事を個人事業としてスタートさせるという人々が大半ではないでしょうか。
私の場合はどうか? 実は私の起業動機もまったく同じです。
転職か起業か?
40代の私が営業で再就職を考えたときにいつも頭をよぎるのは、再就職先を短期でリストラにあった苦い経験です。
それらの会社の経営者のほとんどが、成長期に起業して順風満帆できた人々。給料を払って社員を雇えば頭数だけ売上げが伸びた「良き時代」を経験した経営者は、今、経験したことのないマイナス成長になすすべもなく新たなアクションも起こさないのです。今、こういう経営者の下で一生懸命仕事をしても、新たな提案をしても、営業成果が出なければクビにされるだけ。そして会社を変わる度に折角親しくなったお客様へ退職挨拶を繰り返す、そんなことを繰り返すことになるよりは、いっそ自分の看板を持とう!と思ったのが起業のきっかけです。
不景気の昨今、顧客はキャッシュを使おうとしないのだから、起業のためにはあまり良い環境とは言えませんが、お客さんのニーズに応えた起業ならば失敗することはないと思います。それどころか、お金儲けだけ追求してきた無策の経営者が淘汰されるのだから、競争相手が減るのです。
私の出した結論、不況のときこそ、新しいチャレンジをすべだと。