社外ホーン取り付け
日 付 | ハイオク | レギュラー | 軽 油 |
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5月13日 | 171円/ℓ | 161円/ℓ | 138円/ℓ |
- もくじ -
今回は、当店で新車購入して頂いたニッサン/ルークスに社外ホーンを取り付けていきたいと思います。
ホーンの取り付け自体はそれほど難しいものではありませんが、最近の車は取り付けスペースの少なさに悩まさることがありますので、その辺りもおさらい出来ればと思います。
という事で、ニッサン/ルークスのホーン取り付け作業、開始です!
それではホーン取り付けの基本的な部分を見てみましょう。
と、その前にホーンの仕組みについて簡単に触れておきます。
ホーンは一見単純な構造で出来ているように見えますが、思ったより複雑な構造をしています。
仕組み的には、まず+配線から電気が供給されるとホーン内の電磁コイルに電気が流れシャフトが磁化します。
シャフトが磁化すると振動板に取り付けられたポールが磁力で引き寄せられることで振動板が内側に引き寄せられます。
次に、振動板が引き寄せられると電気接点が途切れる仕組みになってため、電磁コイルへの電力供給が途絶えて振動板は元の位置に戻ります。
振動板が元の一に戻ると再び電気接点が接触して電磁コイルに電気が流れ、シャフトが磁化して振動板を引き寄せます。
この一連の運動が高速で行われ、振動板が空気を振動させる事で音を出す仕組みになっています。
空気を振動さる事で耳に音として聞こえるようにする仕組みはホーンとスピーカーは同じですが、電気信号を様々な音程に変換するスピーカーと、同じ音程の音しか出せないホーンとでは基本的に似て非なるものともいえます。
ホーンの仕組みがわかったところで取り付け作業に移ります。
まずは取り付け場所の確認ですが、基本的には車体の前部分に限られるため取り付けできる場所が限られます。
さらに最近の軽自動車は出来る限り車内空間を広く取ろうとしていますので、どうしてもエンジンルームが狭くなってしまいます。
決まった車枠の中でやりくりしないとならないので仕方が無い事ですが、とにかく最近の軽自動車はホーンの取り付け場所が少ないと言えます。
という事で今回はフロントバンパーを外してからホーンを取り付けたいと思います。
まずはフロントバンパーの取り外しから。
フロントバンパーは基本的にクリップで固定されていますが、ナンバープレートの後ろに1か所ボルトナットで固定されている箇所がありますので、コレを外さないとダメです。
最近の新車はナンバープレートにロックボルトが使われているので取り外しに難儀しますが、少し工夫すれば簡単に外れます。
ロックボルトの取り外しは方法は防犯上の理由からヒミツです。
次にフェンダーライナーを外してバンパー内側の配線類をコネクター部分で切り離します。
コネクターはフォグランプやウィンカー等の電気部品の配線です。
はい、配線コネクターを切り離しました。
左側も同じように切り離します。
後はバンパーをキズ付けないように慎重に取り外します。
取り外したバンパーは脚立の上に安置しておきましょう。
それではホーンを取り付けていきましょう。
最近は車体側の配線は単線になっていることが多いので、配線に悩むことはありません。
単線式の場合、基本的にステアリングのホーンスイッチを押し込むと、リレーを介してホーンにはプラスの電気が流れるようになっています。
しかし、純正のホーンは元々単線の接続を想定していますので、入力端子も一つだけです。
この場合、入力された電気の出口はボディーアースになっていますが、社外ホーンの場合、入力端子が2つになっている事が多いです。
その場合、1つは車体からの+入力線、もう一つはボディアースに接続すればOKです。
古い車の場合はホーンの取り付けにリレーの設置が必要な場合がありましたが、最近はめっきり見かけなくなりました。
それでは取り付けをしていきましょう。
この車体はもともとシングルホーンでしたが、新しいホーンはデュアルホーンになるため配線を分岐させます。
一つ目のホーンは取り外した純正ホーンと同じ場所に取り付けました。
ボンネットロックの左横に綺麗に納まりましたね。
バンパーや他のパーツが干渉してしまうと綺麗に音が出ないので取り付けには注意が必要です。
念のためバンパーを仮組してみましたが干渉は無さそうです。
1つ目は取り付けできましたので、2つ目の取り付けに移りましょう。
2つ目はココに取り付けました。
少し解り辛いですが、右のヘッドライトの下部分のコアサポートに丁度いい塩梅の穴があったので、そこにボルトナットで固定しました。
すぐ下にはアースの集中ターミナルもありますので、アースはココから取り出します。
この場所ならバンパーの取り付けに邪魔になりませんし、雨天時の水濡れも最小限にとどめられるでしょう。
最後にちゃんと音が出るかテストも行い作業完了となります。
もちろんちゃんとバンパーの取り付けはしましたが、完成写真は撮り忘れです。
それでは今回のまとめです。
今回はお客様からも問い合わせのあった社外ホーンの取り付けという簡単作業でした。
ホーンの取り付け自体は簡単な作業ですが、最近の車体はバンパーを取り外さないと取り付けに苦労するかもしれないというお話になってしまいましたね。
昔の車はバンパーとラジエターの間に十分なスペースがありましたのでホーンの取り付けは簡単でした。
今となっては懐かしい思い出です。
今回の車体に関してはフロントバンパーの取り外しが一番オーソドックスな形だったので簡単でしたが、車種によってはとても厄介な作業になることもあります。
ホーンにかかわらず社外パーツの取り付け時に一番注意しなければならないのは、ショートと干渉です。
ショートに関しては、作業時に取り付けるパーツに+電源線を取る時は必ずバッテリーの-端子を切り離して作業する事でショートを防ぐことが出来ます。
干渉に関しては、とにかく社外パーツ取り付け場所に車体部品の干渉が無いようにする事が必要です。
特にラジエター関連やエアコン関連の部品との接触は避けなければなりません。
エアコン配管やラジエターホースに社外ホーンが干渉して穴が開いてしまう事も珍しくありませんので、取り付け場所の選択は慎重に行わなければなりません。
まとめが長くなってしまいましたが、ニッサン/ルークスへの社外ホーン取り付け作業、完了です!
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