日 付 | ハイオク | レギュラー | 軽 油 |
---|---|---|---|
9月6日 | 160円/ℓ | 149円/ℓ | 131円/ℓ |
- もくじ -
今回は車検でお預かりしたマツダ/アテンザのドライブシャフトブーツの交換作業です。
車検に関しては関連写真が撮影できなかったので端折ります(笑)
車検整備は主に道路交通法に適合出来ていない部分の整備の事です。
一般的には車検整備の中に一般整備に該当する項目も含まれますが、手間の掛からない部分は一般整備でメンテナンスし、手間の掛かる部分を車検整備などに振り分ける傾向があります。
今回のようにドライブシャフトブーツの交換は車検整備に該当しますが、通常は一般整備時に見つかる事が多いです。
本来なら破損が見つかった時点で交換する事が理想ですが、シャフトの傷み方が大きい場合には車検整備時に交換するのも一つの手段となります。
大きな理由としては車検整備時には一定分解整備を行いますので、その時に一緒に交換すれば工賃が若干お安くなりますよ的な理由が挙げられます。
しかし、ユーザー様の間には車検時に一度に整備してしまう傾向が残っている事もありますが、態々車検時に一般整備を追加してしまうと車検費用が膨らんでしまう事もありますので注意が必要です。
という事?で、マツダ/アテンザの車検整備、開始です!
今回のお車は平成16年式のGG3P型アテンザですが、最近の車と比べると足回りが少し複雑です。
ナックルにはボールジョイントが2個あります。
向かって左がナックルのボールジョイント、右側がスタビライザーのボールジョイントです。
この2カ所のボールジョイントと、ステアリングタイロッドエンドを取り外さなければドライブシャフトを抜くことが難しい為、比較的手間の掛かる車と言えます。
平成20年以降の車ならドライブシャフト交換は片側30分程度ですが、この車は工賃表で1.2時間になっていますので、それだけ厄介なのでしょう。
写真のような工具を使用してボールジョイントを抜いていきます。
抜けました。(わかりにくいですね)
こっちの方が解り易いですね。スタビライザー側のボールジョイントが抜けています。
あとはチョチョイとドライブシャフトを抜いてしまいましょう。
はい抜けました。
このシャフトのインナー側ブーツを交換します。
バンドを切ります。手前に見えるのは交換するブーツですね。
グリスが大量に出てきますので要注意です。
今回はブーツに切れ目を入れてグリスが零れ難いようにしました。
ブーツが無くなるとロックピンが取り外しやすいです。
結構まだグリス残ってましたね(笑)
一旦バラバラに分解して組み付ける前に清掃します。
綺麗になりました。ブーツも新しい物が付きました。
致命的なキズや不具合箇所が無いか確認してからインナージョイントを取り付けます。
仮止めしたらロックピンを取り付けて、最後にグリスを入れます。
出来る限り多くのグリスを入れたらブーツを被せます。
後はブーツバンドで固定すれば完成ですね!
しっかりと固定します。
はい、完成です!
それでは今回のまとめです。
昔は結構交換した部品なのですが、最近ドライブシャフトブーツの破れに出会う事は無くなってきました。
これは単純にブーツが破れにくいモノに改良されたからでしょう。
そんな中でもアウターブーツは比較的破れやすいですが、滅多に破れないのがインナーのシャフトブーツです。
今回はそんなインナーシャフトブーツが破れていたので、たまにしか見かけない珍しい作業だったと言えるでしょう。
ブーツ類に関しては、どのブーツが破れても車検は通りませんので、必ず交換などの補修が必要になりますので注意しましょう。
ただ、個人的に交換する場合はそれなりに工具が必要になるためあまりオススメしません。
当店でも一般整備受注時にブーツの具合をチェックしていますので、気になる方はお気軽に点検をお申し付けください。
勿論今回お預かりしたアテンザは無事車検も通過しました!
それではマツダ/アテンザの車検整備、完了です!
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