日 付 | ハイオク | レギュラー | 軽 油 |
---|---|---|---|
7月9日 | 163円/ℓ | 151円/ℓ | 131円/ℓ |
- もくじ -
今回はクーラント漏れ修理でご入庫のスズキ/ワゴンRです。
漏れ箇所はウォーターポンプで、ここも比較的トラブルが出やすい部分です。
タイミングベルト車なら手間が掛かる部分ですが、最近の車はチェーン方式なので、ウォーターポンプ単体で交換出来ますので助かります。
それではスズキ/ワゴンRのウォーターポンプ交換、開始です!
ウォーターポンプの交換には、先にクーラントを抜いてしまわないと出来ません。
なので、他の部品も同時交換する事になりました。
コレです!
一番大きな箱がウォーターポンプ、手前がプラグ、真ん中がエアクリーナー、一番右がサーモスタットです。
この車種はサーモスタットは樹脂製のサーモケースと一体型になっています。
それでは交換していきます。
先ずは分解です。
エアクリーナーが取れました。
長い間交換されていなかったようです。
次はプラグの交換をしていきます。
電極の減りはそれほど酷くないですが、予防整備です。
次はサーモスタットとウォーターポンプの交換ですが、この二点は少し交換が厄介な部分でもあります。
この車種はサーモケースを取り外す際、ヒーターに廻る配管が邪魔になってしまうため簡単に交換できません。
しかも、ヒーター配管の出所がウォーターポンプからで、配管レイアウトが見事にエキゾーストマニホールド(エキマニ)の裏側を通ってしまっています。
この為、上記2点の交換にはエキマニの取外しが必要になりますので、分解していきます。(写真撮り忘れ)
はい、サーモケースが取れました。
左が新しいサーモケースです。
これを取り付けたら、お次はウォーターポンプです。
右側の古いポンプに今回の交換原因になった水漏れの跡が見えます。
合わせ目からの漏れなので、それほど勢いは有りませんが、いずれ大きなトラブルになる前に交換します。
取り付けました。
クーラント漏れの原因になりますので、配管のОリングも同時交換します。
後はエキマニを取り付ければ完成です。
ウォーターポンプ交換、完了です。
それでは何時ものようにクーラントを入れていきます。
まずは圧力検査で漏れをチェックします。
加圧はラジエターキャップに記載されている圧力で5分耐えればOKです。
でも毎回10分程度計測します(忘れているだけ)。
今回もOKですね!
ココまで完了すれば一安心なので、ラジエターのクーラントを注入します。
それでは今回のまとめです。
クーラント濃度は何時も通り50%で注入しました。
暖気が終わり、クーラント濃度を計測すると、40%強と言う所でしょうか?
クーラント濃度が薄くなってしまうのは、エンジンやヒーターコアに残っている旧クーラントと混ざるからです。
旧クーラント濃度が薄いと、新しクーラントはそれに引っ張られてしまうので、薄まるのは仕方ありません。
この先何度か入れ替える事で50%に近付くでしょう。
ちなみに、クーラント濃度は20%~30%以上あれば問題ありません。
今回は、以前他の整備時に見つけたラジエター漏れトラブルの修理でした。
本格的に漏れ出す前に交換できたので、しばらくは問題無いでしょう。
何事も早め早めに対処する事で大切なお車を守る事が出来ます。
しかし、それも気が付かなければ意味が無くなってしまう可能性もありますので、日々の点検が大切になってきますね!
今までに無かった異音、異臭、振動などがある場合はすぐにでも点検してもらいましょう!
オイル交換の時に点検してもらうのも良策ですので、気になる場合は依頼してみて下さい。
ただし、点検工賃を取られる場合もありますので、先にスタッフさんに相談しましょう。
勿論、当店では無料点検していますので、御用の際は店舗スタッフまでお声掛け下さい!
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