日  付    ハイオク    レギュラー   軽   油 
 4月23日 156円/ℓ 145円/ℓ 125円/ℓ
 
 
 

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◇ 前回からの続き

前回はウォーターポンプを取り外す所まででしたので、今回は組み立てです。

前回の記事はこちら

 

組み立ては基本的に分解時の逆の手順を踏めば組み立てられますが、この型式のジムニーには必ずオイル漏れするポイントがあります。

 

それがオイルクーラーからのオイル漏れです。

 

漏れ始めると駐車場がオイルだらけになってしまいますし、エンジンマウントが無いこの時が最大の交換チャンスでもありますので、一緒に交換しておきましょう。

 

ちなみに、かなりの確率でオイル漏れする部分なので、当店では部品在庫を持っています。

 

値段は数百円ですが、交換となると工賃が高い作業なのであまり漏れてほしくない部分なのですが仕方ありません。

 

オイルクーラーを外し、パッキンを取外しました。

 

経年劣化でダメになってしまう部分で、材質も普通のパッキンやOリングとは違います。

 

ゴムではなくシリコンのような別の素材で出来ているようですね・・・。

左側が古いパッキンとOリングです。

 

どちらもよく洩れますが、どちらかと言うと小さいOリングからの漏れが多いような気がします。

 

もちろん交換は両方同時にやらないと手間がかかりますので、在庫も両方セットですね。

 

小さい方のOリングはすぐに変形してしまうので、Oリングの役目を果たさなくなってしまいます。

 

もう少し漏れにくい構造にして欲しい所ですが、新型は変わっているのでしょうか?

 

あとはパッキンとOリングをセットして組み立てです。

パッキンはオイルクーラー本体に、Oリングはオイルクーラーをエンジンに固定しているボルトに取付て組み立てればオイル漏れ予防の終了です。

 

これで数年間は漏れの心配も無いでしょう。

 

トラブルは出る前に潰しておくことが肝心ですからね!

 

あとは他のパーツを組み立てるだけです。

 

 

 


◇ 組み立て終了

ここからは組み立てです。

 

最初にウォーターポンプを組み込み、規定トルクで締め付け。

 

 

タービンを元に戻して、サーモケースを取り付けます。

 

ここまで来れば一段落ですが、最後まで気を抜かず、ボルトは全てトルク管理していきます。

 

サーモスタット、ラジエターホースも新品に交換、もちろんホースバンドも交換します。

完成です!

 

部品代は全部で25000円程掛かってしまいましたが、ポンプは社外品なので、少し安く出来たと思います。

 

 

 


◇ まとめ

ジムニーはご自分で修理される方も多く、当店ではそれほど多く入庫しません。

 

今回の修理は、メーカーの作業点数(整備時間)は2.8時間でした。

 

時間当たりの工賃は8800円なので、作業料は24640円と言う事になりますが、実際の作業は通しで4時間ほど掛かってしまいました。

 

途中でオイル漏れの予防や清掃もやらなければならないのである程度仕方ありませんが、もう少し整備性を上げてほしい車種ですね。

 

ちなみに、オイルクーラーのパッキンは280円、Oリング270円(税別)です。

 

工賃などは場合によりご相談にのりますので、詳しくはお問い合わせください。

 

それでは、ジムニーのウォーターポンプ交換作業、完了です!

 


お問合せ先

奈良県香芝市今泉374-1

株式会社テック 

セルフカーステーション香芝インターSS

tel 0745-78-6461

担当 ヤマサキ


 

 

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