前回、住んでいるマンションの隣人が謎に思うことについて投稿しました。

 

隣人の家の前を通るとき、細目にドアを開けて様子伺いされることがあるのですが、隣人が出かけるタイミングで私と会うと挨拶するのが嫌なので避けられているのだと思います。

 

私も近所の人と遭遇したくないので隣人の気持ちはわかりますが、だからと言って、ドアを細目に開け様子伺いされるのは監視されているようで気持ちが悪くて不気味です。

 

マンションの管理組合の役員が輪番制になったものの、隣人が役員に回ってきた時は役員の役目を果たしている様子がなかったので、長年役員をやってきたお偉いさんたちはこの人のことをどう思ってるんだろうと思う。

 

一歩外に出たら近所の人に遭遇するのは致し方ないので、「こんにちは」の5文字を発するか、5文字を発するのが嫌なら頭下げておくか、それさえも嫌なんだろうな。

 

先日、マンションの総会があり出席し、昨日は久々に晴れたので買い物に行こうとしたところ、今年から役員に当たっている近所の女性に会い、「先日の総会はお疲れさまでした。有難うございました。」と丁重に挨拶されました。

 

「めっちゃ丁寧やな。ご近所付き合いってこういう挨拶が大切やねんな」と思いつつ、何と返して良いのかわからず、「こちらこそ有難うございました。お疲れさまでした」と返しておきました。

 

自転車で買い物に行ったので、駐輪所で自転車を止め、カゴから荷物を取ろうとしたところ、背後から駐輪所に自転車が入ってくる音が聞こえました。

 

「知ってる人かな?私のことを知らない人やったらスルーするやろ」と思っていた所、「こんにちは」と声がして、私のそばに自転車を止めに来られたのは、マンションの役員を長年されていたお偉いさんでした。

 

「先日は総会お疲れさまでした。役員も終わってほっとしたでしょう?」と声をかけられました。

 

「うわ~さっきは今年の役員の会長に会って、今度は去年の会長か・・・」と思いつつ、「はい。ほっとしました~」と答えました。

 

「この地区の役員の女性達はしっかりした方達が多いでしょう?」と聞かれ、私の割り振りだった役員は女性が多く、しっかりした方達ばかりだったので、「そうですね。色々と勉強になりました」と伝えました。

 

「また、役員でお世話になると思いますがよろしくお願いしますね」と言われました。

 

知らず知らず愛想笑いしながら偉いさんに返事してましたが、これが自分の習い性なんかな・・・と思いました。

 

マンションのお偉いさんは亡き父と会社が一緒で父の後輩だったのもあって、そんな関係性からも自分の立ち位置というものを図ってしまっているのかもしれない。

 

隣人のように人目を徹底して避けて暮らすのは、長年マンションに住んでいる自分には無理だし、最低限の近所付き合いは自分の義務だと思う。

 

「総会お疲れさまでした」「役員ほっとしたでしょう」と声をかけてもらえるのは、マンションの住民として認めてもらえている有難いことなんだと思いました。

 

私にとって隣人は「不気味な人」に映りますが、それは自分の心の反映か、合わせ鏡か、反面教師かわかりませんが、少々人目を気にして生きることも悪くないことなんだと思えてきました。