お客さまのダンナ福。
昨年12月に腸の腫瘍を摘出した。
私もそれはそれは心配をしたものだったが、現在は何故か手術前より元気だ。
窓の外から「ふっくー」と呼ぶとすぐさま私に近づき鳴いて応えてくれる。
ダンナ福が鳴くのは珍しい。
ちなみにダンナ福は飼い主さんがいらっしゃると私をシカトする。
シカトどころかガン無視する。
私が働く出稼ぎ場の方の話によると、黒猫で同じような例があったとのこと。
興味深い話だ。
福と一緒に暮らす春も福の手術の影響なのかいっとき様子がおかしくなったそうだ。
福の回復に伴い今は以前どおりの春に戻っている。
当たり前だが猫にも感情があるのだ。
鴨居にしつらえたお白洲でダンナ福の威厳あるお姿。
控えおろう頭が高い。
ダンナ福が元気になって本当に嬉しい。
私が結婚するならこういうダンナが良いなぁと思う猫なので。
ところで、お客さまに素敵なシールをいただいた。
どなたかに似ているような似ていないような絶妙なメンバー。
化粧廻しが素晴らしい。
照強関の酒屋さんの御用聞きのような化粧廻し、錦木関の武者小路実篤の色紙のような野菜の化粧廻しをまた見てみたい。