【ノスタルジック】

失われたものに対して思いを馳せ、恋しい気持ちを抱く様子
 
 
ジローの左眼摘出手術の前日、私は両眼のあるジローの写真を撮っておこうか悩んで結局やめた。
手術後女性の先生から眼科で撮影したジローの写真をいただいたのだが、その時の先生の台詞に私はシビれた。
 
「必要ないかもしれませんが…」
 
その高度な気遣いに私は感激した。
押し付けではない優しさ。
眼科ではさすが高そうな一眼レフのカメラを使ってるなと思っていたので(笑)私は喜んで写真をいただいた。
しかしながら今日限りでもう見ることはないと思う。