ジローの眼をかかりつけの近所の獣医さんに診ていただいた。

8kg超えのジローをキャリーに入れ、ガラガラ引かずに背負って行ったら腰が砕けそうだった。

 

体重を量ってもらうと8.44kg。

少しだけ痩せた。

「まだ若い(6歳)上に途中から眼にシミが出来たこと、メラノーマになる可能性が高い位置にシミがあることが気になる。よって眼科専門医への紹介状を書くべき事例」

との判断が出た。

 

 

外部の検査機関に出すための、注射器2本分の採血をした。

ジローはおとなしく簡易眼圧検査(これが…先生は何十回もやっていたけれど思わしい数値が出なかったように見えた)や後ろ脚からの採血に耐え、本当に偉かった。

カーチャンは心からジローを尊敬したよ。

ジローは検査前の絶食で腹が減っているというのに。

カーチャンは腹が減っているとイライラして暴れる傾向にある。

ジローは暴れなかった。

鼻を真っ赤にして耐えていた。

 

メラノーマの可能性が高い場合、眼球を摘出して検査し「やっぱり悪性でした」という方法が一般的だ。

それは事前にネットで調べていたので私も重々承知している。

そんな話をしている時、先生が隻眼のことをを「丹下左膳状態」とおっしゃった。

「先生、丹下左膳は古いわー」と私が言うと、

「60代だと丹下左膳だよ!」と先生が顔を赤くしておっしゃった。

そうか先生は60代にならはりましたのか。

 

 

腰砕けで帰宅し、すぐにジローにおやつをあげてご飯をあげておやつをあげる。

「偉かったよ偉かった」と思う私はジローに甘くなる。

 

 

鼻の赤味も引きのんびりした顔になった。

やっぱりうちがいいんだね。

 

 

あれ?またそこに入るの。

今度眼科へ行く時はタクシーだよ。