プーが腎不全から尿毒症で衰弱していき獣医通いが始まった頃、私には相談できる人がいなかった。
コダマの時にお世話になった漢方薬の掲示板も知らず、猫を飼っている身近な方は居ても、病気の猫の相談はできない。
獣医さんは忙しい。

病気の猫の相談というより誰かに自分のメンタルの相談がしたかったのだ、今思えば。
誰かに励まして欲しかったのだ。

インターネット上のブログで色々な猫の闘病記を読んだ。
あぁすればよかった、こうすればよいのかと心が揺れたが、悩んでいるのは私だけではないと分かった。
「安楽死」についても調べた。
イギリスではご飯が食べられなくなってしまった猫は安楽死の選択ができると知った。
当時ネット上で安楽死の情報はとても少なかった。
実は私は安楽死のことも頭をよぎったのだ。
そのぐらいせっぱつまってしまった。

九州に住む一面識もない方のブログに私はすがった。
その方が19歳の愛猫を亡くされてすぐの頃だったと思う。
私はその方の愛猫闘病記を必死になって読み、ブログのコメントから連絡した。
見ず知らずの私にその方はすぐにコメントをくださった。
嬉しかった。
頑張ろうと思えた。
その方のご紹介で病気の猫の掲示板があることを知り、そこで相談することで私はプーの介護を続けることができたと思う。
ネットの人のご縁に感謝でいっぱいである。