自分が忘れないように、2009年11月に17歳で死んだコダマの話を書いておこうと思う。
彼女はFIV(いわゆる猫エイズ)のキャリアだった。
判明したのは14歳の時だったが、それ以前から感染していたと思う。
私は無知な飼い主だったので「猫はお外に出るのが幸せよねー」と思っていた。
ばかばか。
当時の住居は貸家で、庭もあった。
家と外の行き来は自由にさせていた。
本来猫エイズはオスに多い病気だ。
野良のオス猫との喧嘩でコダマは感染したのだと思う。
もう一匹の飼い猫プーを守るため、自分のテリトリーを守るため、おとなしくツンデレなメス猫コダマは野良猫と戦い流血騒ぎになり、猫エイズに感染した。



プーが腎不全から来る尿毒症で12歳で亡くなり、その後すぐコダマの猫エイズ感染が判明して私はすぐさま引っ越しをした。
もうコダマを外に出さないで済むように。
コダマのテリトリーが室内だけの環境にしたかったのだ。
そのためには引っ越すしかなかった。
貸家の老朽化問題も気になっており、引っ越すには丁度よいタイミングだった。

コダマが猫エイズキャリアと診断されて私は大層ビビった。
放っておくと発症して口の中が真っ赤にただれ、悲惨な状態で死ぬのかなと妄想した。
プーの介護と死でショックを受けていたので、色々と悪いことばかりを想像した。
なんとか発症せずに天寿を全うさせてやりたかった。
いつかは書こうと思うが、獣医に行ってステロイドを使われるのは絶対に嫌だった。
病気の猫のブログを読みまくった。
そして、自分でも意外だったが「漢方薬」に行きついたのだった。