先日、コンサルティングに入っているクライアントでとっても嬉しいことがありました
そこの企業では、毎年、運営管理している施設で働いているスタッフの中で、接客のNo.1を決める大会があるのですが、私がお手伝いしているひとつの施設から、その大会の最終決戦、全国大会に出場できるスタッフが輩出されたのです
全国に何万人といるスタッフの中から全国大会に行けるのはなんと30名弱！
何万人の中の30名弱ですよ！！
これってすごいことです。
春から様々なプログラムを経て、掴んだこの成果。
それは本当に大変な道のりでした。
人は、自分が何かゴールや目標に向かって努力したことに対しての成果＝結果が出た時、それがさらなるモチベーションにつながったり、次のステップに進むきっかけになったりと、自分で自分を前進させる力を誰もが持っています。
そう、誰もが持っているんです。
大切なところなので、もう一度言います。
自分で自分を前進させる力は誰もが持っているんです。
その対象が、仕事であっても、習い事であっても、はたまた日常のちょっとした事でも、それは存在します。
そして、その努力と思いが大きければ大きいほど、結果に対する自分自身の反応も大きなものになります。
私は、その反応の振り幅は、そこにどれほどの｢本気｣が存在してるか？で決まると思っています。
今回のクライアントでは、実はプログラム始動当初は、｢あれ、大丈夫かな？｣といった空気がありました。もちろん、プログラムに組み込まれている内容は粛々と進められているのですが、なんとなく宙に浮いているような感覚がしたのです。
そして、その予感は的中。。。
ある日、そのギャップが爆発して表にドカーン
と出てしまったことがありました。完全に脱線事故です。私は、もちろん本気でやっていましたが、そこにクライアントの意識を連れてきてあげられていなかったことを反省しました。そして、言葉では｢がんばります！やりましょう！｣と言いながらも、弱気が見え隠れするクライアントに意を決して、
｢それでいいんですか？｣
｢何のためにこのプログラムをやると決めたんですか？｣
と少々きつい言葉を発した後に、
｢私は、成果（今回のGOAL）を出すというお約束をしました。だから、本気で関わっています。でも、現場のみなさんにご協力いただかないことには、今回のプログラムは成立しないんです。そして、そこ（成果を出したいという思い）に向けた協力体制（団結力）を作ることは、私ではできません。○○さん（ご担当者）に協力いただかないとダメなんです。いま、（現実に）気がついてよかったじゃないですか。まだ、軌道修正できます。一緒にがんばりましょうよ！｣
と、伝えたことで、担当者の｢本気｣に火がつきました。
ここからの変貌は目を見張るものがありました。
担当者の表情も明るくなり、前向きな発言が多くなったこと、クライアント全体の雰囲気も同じGOALに向かっているという空気が満ちていきました。
その結果が全国大会への切符です。
もちろん、スタッフ本人の努力が大きかったことが最大だとは思いますが、それを支える周りの｢本気｣が足し算ではなく掛け算となって力を発揮したからこそ得られた成果であることも本当です。
“人が、｢本気｣になると成果だけでなく、そこに感動もついてくる”
以前、大変お世話になっている人材育成コンサルタントの大先生が言っていた言葉をこの時ほど実感したことはありません。
思えば、本気で何かに取り組んだ時というのは、結果がどうであれ、清々しい気持ちになるものです。
それは、自分の中にある力を出し切ったという｢やりきった感｣があるからなのでしょうね。
成果が出れば喜びになりますし、たとえ、成果が出なくともそこには学びが残ります。
毎日忙しく、いろいろなことに追われていると、｢このくらいでいいかな｣と思ってしまうことが多くなっていませんか？
何事もバランスが大切ですから、ずべてに全力投球は難しいかもしれません。
しかし、そこに少しでも｢本気｣の｢気｣が入っていれば、手にした結果もまた違ったものに見えるはず。
最近、本気になって取り組んだこと、いくつあるでしょう？
今年もあと3ヶ月弱？
まだ3ヶ月弱ある？
本気の｢気｣、ご自身の中を探してみてください。
Hava a happy aroma life
