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私は気を取り直して

車椅子生活になる母の

施設探しを続けていた


昼食を試食した

食器に彩られた肉や

野菜が細かく刻まれ

配膳されていた


温かい状態で提供され

その施設で調理されていた


玄関に入った途端

天然の木の香りがした


ケアマネジャーさんが

案内してくれた


レクレーションはある

入所者さんの希望を優先


その日の気分や体調によって

参加か、不参加か

自由に決められるとの事


華道などのお花の材料費が

必要な物は

申し込みの時点で

別料金が必要


母はお花が大好きだ


紅茶、コーヒー、麦茶、牛乳

この4種の中から選べる


簡単なオヤツも出る

(別料金)


洗濯もしてくれる

ただし週1回

(別料金)


洗濯は私が面会の時に

洗濯機をお借りしても良いとの事


前もって申請しておけば

私が母の車椅子を押して

外出もOKだった


桜の季節には

桜を見せに行こう


なぜか、こちらの施設に

入ってからの

母の施設生活が想像できた


屋上庭園なんて無い

個室だが専用トイレは無い

共同トイレになる


寝具や家電は自分で準備する

冷蔵庫は前入所者さんの

残留物だった


母が明るい気分になれる色の

寝具一式を購入した


母の退院に合わせて

入所する事が決まった


日当たりの良い部屋


母は不安があったようだが

居室を見て安心したようだ


全て揃っていて

個室でプライバシーも守られて


レクレーションも自由


静かにさえしていれば

消灯時間後も起きていても

テレビを見ても

問題なし


昼間に眠っても自由


自由過ぎるぐらい自由なのだ

尊厳が守られる施設だった


母に笑顔が見られた


ただ一つ

とにかく遠い

交通の便が悪かった


それでも

母が毎日ゆっくり

自由に過ごせるのなら


距離なんて我慢できる範囲だった


介護士さんは若かった

新卒ばかりを

採用しているようだった


服薬にしても

経験不足から

粉薬を吹き出してしまう事もあった


だけど皆、

懸命で


入れ歯の手入れを

しっかりしてくれ

私には

ありがたかった


母は

「こんなに可愛い一人部屋を

ありがとう

お母さんは嬉しいよ」

と言ってくれた


だけど感情には波があり

「貴女と一緒に暮らしたい」

と言われた時は苦しくなった


私が帰ろうとすると


母は何かしらと

私に用事を言って


面会に行くと

朝から

面会時間最後まで

母のそばに付き添った


何はともあれ

安心して

大切な母を

お預けできる施設を

見つける事が出来て


私は

母のレクレーション代金も

稼ぎたいと

残業を少し増やした



【最後まで読んでくれてありがとう!】