3時間×4回の陰陽五行講座を、東京の店舗で開催中です。
今週月曜日が2回目でした。
そこで、こんなワークを。
わたしたちの内側には、「大人の自分」と「子どもの自分」が共存しています。
「大人の自分」の割合が多いと、「義務・責任・正しさ」が強くなる。
「子どもの自分」の割合が多いと、「自由・好奇心・楽しさ」が強くなる。
「大人の自分」が多すぎて「子どもの自分」に制限をかけてしまっていると、つまらない。
逆に「子どもの自分」が多すぎて「大人の自分」が少なすぎると、無責任・無秩序な状態になってしまう。
この2つは基本的に相反する関係性で、どちらかが多いとどちらかが少なくなる、というパターンになります。
で、家庭や仕事など、社会的な責任が増してくるほど、「大人の自分」が強くなって「子どもの自分」を抑制する、というパターンになっている方が多い。
ちなみに五行では「大人の自分」的なエネルギーが「金」、「子どもの自分」的なエネルギーが「木」です。
「大人の自分」が「子どもの自分」に制限をかけてしまうことを、「金剋木」と表現します。
この「金剋木」の状態は、楽しくないのです。
正しいけど、楽しくない。
じゃあ逆の方がいいのか?
楽しいけど、正しくない。
それはそれで、社会生活に支障が出てきそうです。
じゃあどうすれば?
どちらも過剰でも不足でもない「ちょうどいい状態」になるといいのではないかと。
じゃあ「ちょうどいい状態」をつくるには、どうしたらいいのか?
それはアタマで考えてつくるものではなく、感覚的につくられるもの。
大人の自分(金)と子どもの自分(木)のエネルギーが、それぞれ自分にとってちょうどおく発揮されている状態をつくり、体感する。
再現性のある方法でその体感をつくれるようになると、いつでも「ちょうどいい」に戻ってくることができるようになります。
そしてその「ちょうどいい」の感覚でいると、自然にその感覚を土台とした思考・感情・行動に繋がっていきます。
逆に、金と木のバランスが崩れた状態=崩れた感覚でいると、その崩れた感覚を土台とした思考・感情・行動に繋がってしまいます。
ということで、自分にとっての心地いい感覚を体感する。
それを再現する方法を知り、体感を浸透させていく。
で、ここからが大事なポイントなのですが。
金と木、それぞれの「ちょうどいい感覚」が体感できたら、そこで終わりではなくて。
その2つのエネルギーを融合させるのです。
基本的に相反する関係性であるその2つのエネルギーを、調和させる。
どちらが優位に立つかを競わせるのではなく、なかよく手を繋ぐのです。
金(大人の自分)と木(子どもの自分)がそれぞれちょうどよく発揮され、さらに調和されると、どちらかに偏ることなく、サポートし合う関係性になります。
そういうワークをやっているんですね。
僕の陰陽五行講座では。
知識よりもまず感覚を大切にする内容にしています。
もちろん知識も大切なんです。
ただ、知識から入ってしまうと、アタマでつくった先入観にとらわれてしまう。
なので、五行それぞれのエネルギー(木・火・土・金・水)を体感覚で実感し、その感覚に関する言語情報(知識)を上乗せしていく。
まず感じて、その感覚を言語化することでより腑に落とす、という流れです。
実感が伴わないままで言語情報だけでわかったつもりになる、というのは、本質的な理解から遠ざかってしまいかねません。
エネルギーが乱れている・偏っていることが常になりその状態に慣れてしまっていると、「ちょうどいい」の感覚も麻痺してわからなくなっています。
なので、まず大切にしたいのは「自分にとってのちょうどいい」を体感し思い出すところから。
大人の自分と子どもの自分、それぞれちょうどよく発揮されているでしょうか。
そしてその2つの自分は、調和・協調できているでしょうか。