今月の月曜授業は症例別。
腰痛や肩こりや膝痛などなど。
患者さんが訴える症状の原因を考えどんな整体をするかを考える授業です。
考えると言っても、生徒同士が意見を言い合うと言うことはありません。
先ずはてあて整体スクールでの考え方を指導して行きます。
痛みは何が原因で生まれるか。
痛みは痛みを感じる受容器が身体の中にあって、それが機械的・物理的な刺激に反応して感じるものです。
痛み物質は様々なことで出てきたりするし、熱や冷たさなどで感じることもあります。
ではその刺激はどうして起きるのか。
『身体が生理的な状態にない。』と痛み物質が出たり熱が出たりすると考えます。
ようするに、普通と違う状態になっていると、痛みの原因として筋肉が硬くなったり虚血の状態が出来たりするということです。
普通の状態でないとはどんな時か。
整体師が触診や検査で分かるのは、骨の位置がズレて動きにくくなっている、あるいは筋肉に腫れ感がある熱感がある、関節の動きが悪い、動きの悪い筋肉がある、などなどです。
それを知るために触診をしたり、身体を動かしたりします。
その時のポイントは
悪者探しをしない。
と言うことです。
今、どんな状態になっているかを知ることが大切です。
『腰が張っているから悪い。』とか『腰椎がズレているから悪い。』とか『腸腰筋が硬いから悪い』というように悪いのはどこかとは考えません。
『左に比べて右の腰部に張り感がある。』『腰椎3番にズレがあり動きが制限されている。』『右の腸腰筋上部に硬さがある。』と言うように、今の状態を調べることだけをします。
腰椎のズレや腰部の張り感は、ひょっとしたらその人の個性なだけで痛みの原因ではないかもしれません。
だから、評価はしないで状態だけを調べます。
それらを総合して、全体の状況から痛みが出ている部位がどうなっているかを考えていきます。
普段と違うのではないかと思われる部分を、普段の状態に戻すように筋肉を緩めたりズレを調整したり動きの悪い関節の動きを出したりします。
それが症状に対する方針に繋がります。
悪者を探して、かめはめ波を打つのは難しいのです。
全体を見て相手を追い詰めて行くのです。
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