昼休みにコンビニに行き昼食を購入するのが僕の日課であるが、カップラーメンにお湯を注いでから教室に持って行って食べるのが最近の定番になっている(教室とコンビニの距離が歩いてちょうど3分。これは、カップラーメンを食べよ、という上からの指令に違いない)。

昨日、いつものように担担麺をチョイスし、もはや顔なじみの、同い年くらいの女性店員さんのレジでお金を支払い、さあ、お湯を入れましょうと、フタを半分くらいまで開け、お湯をジャボジャボ注ぐと、なんとフタが急に閉じた。

行く手を失われたお湯はフタの上にドボドボと水たまりをつくり、フタからカップの側面に垂れ流れたかと思うと、カップを支えていた僕の右手に牙を剥いた。

『うぉあっちい!』

店内に趣味・アニメの青少年の叫び声が響く。

しかし、ひと時の沈黙が流れた後、店員さんが『大丈夫ですか?』と笑いながら聞いてきたので、これはフラグが立ったのかなと、この事件をポジティブに捉えることにした。