浮かぶ言葉 書き連ねた キレイなモノもキタナイモノも
すべて堕ちて 落ちて オチテ 僕の感情は忘却の果て 何を求める

閉じた目の奥の景色 切り取ったあの場所が意味する答え
無意識にのばしたこの両腕
掴みとるのは絶望 何時も傍についてまわる

長くも短くもない 痛ましいこの散文
僕の存在 消して また映し出す

想いが混じり 醜い感情 やがて僕を包み 暗くなる眼前


終わり無き 狭い世界 染まりながら 生き続ける
歩き続けた 己の道
悔い残さないよう 一歩ずつ進む
消えた色 探し求め
埋まらない記憶 また潰す

流した涙の数 強くなれるなら
僕は今 人を殺める事容易いのだろうか

沢山の罪 積み重ね
ほら、また色が増えていく
君の赤い唇 呟いた言葉はなんと言った?

また今日も歩いた道 少しずつ延びていく
ふと、振り返る
後ろに立つ あの娘は誰?
悲しげに歪む顔 流れ出る雫

欠けた記憶 今日も消えていく
大切にしてた あの人のことも…
それすら思い出せず 抱えた頭 痛みに震える


これからも延びるこの道は 止まることはない
動けなくなる時 僕を迎えるのは
大輪の笑顔 咲かせた君で


広げられた細い腕の中 抱きしめてくれた
思い出す記憶の数々
君の赤い唇 紡ぎ出す言葉

最後に見たあの姿 僕は笑えてたのかな…。
忘れたはずの この感情は
眠りについた 貴方に向けた恋心

こんなにも愛しいのは きっと生まれて初めてかもね
幼すぎた私は 何も分からずただ怖かったの

早過ぎる時間に ただ身を任せて
なにも手に付かず ひたすら立ち尽くす



切り捨てた髪 少しだけの後悔 貴方に嫌われたくて
長い髪を撫でた手は 空をきり 触れることもない


こんな私を 悲しそうな目で見て
それでも傍にいるのは 同情? 軽侮? バカにしないで



この細腕で 眠る貴方の首を絞める
ねぇ幸せそうな寝顔して なんの夢を見ているの


薄く開いた目 少し笑いながら
私の頬をなでた手

“君に殺される夢を見たよ”
嬉しそうに 楽しそうに 貴方は言う


嗚呼、貴方は何時も私の欲しい言葉をくれる
見下ろした貴方の顔は 幸せそうに笑ってて
こんなにも満たされるのは
貴方が居てくれたから


貴方の傍にいたら 少しでも幸せの意味 分かるような気がする



抱きしめられながら貴方と二人 同じ夢を見る

耳から伝わる貴方の鼓動 この音止まるまで 二人共に歩けたらいいな