こんにちは。

アテラスミュージックピアノ教室です。
 
ピアノを習っていると
先生のご退任やご家庭の引越し等で
新しい先生のレッスンに変わることは
よくあることです。
 
指導者側から見ると
出会った生徒さんと使用中の教材の
相性があっていない、ということも
少なくありません。
 
「これは大変!
この教材は生徒さんに合っていない!」
とすぐに別の教材に変えたがる先生が多いはず。
 
しかしながら
それは少し待っていただきたいのです。
 
以前、こんな生徒さんがいました。
●前の先生はとても厳しく毎回泣かされた
●毎日の練習も嫌がり始めている
こちらの2点の前情報をいただいていた
年長さんの女の子Yちゃん(引継ぎ当時)
 
練習量が減っているようでしたが
ピアノが大好きな大人しい子でした。
引き継いで1ヶ月ほど経ち心が通い始めた頃
「テキストが楽しくないようなら
新しいのに変えてみようか?」
と、本人に提案してみました。
 
すると彼女は
「これが終わるまでやります。
ちょっと難しいけど頑張って終わらせたら
上手になるって教わったの。
みほ先生と約束したから。」
と真剣な眼差しで答えてくれたのです。
 
みほ先生とは、前任の先生のことです。
指導者として多々感ずる事はあれど、
Yちゃんにとってはピアノを習い始めて
最初に出会った大好きな先生。
その先生との大切な約束を達成できるよう
Yちゃんに寄り添ってレッスンするのが
私の使命と感じました。
 
教材を楽しんで終えられるよう
指導ポイントを工夫したり
伴奏を作って連弾回数を増やしたり
時にはメロディの意味や休符の役割を
物語形式にして一緒に考えたり。
 
Yちゃんの中にある宝物の約束
共に大切にして関わりました。
次第に練習量が増えて
私との信頼関係が増し
保護者の方とも心が通い合いました。
 
子どもは初めて関わった先生は忘れません。
沢山講師がいる中で初めて関われる人は
子どもの心に最も大きな影響をもたらします。
ピアノを続けていれば繋がっている
続けていればいつかまた会えるかもしれない
そう信じています。
そこに教材が関わっている場合
後を任された講師の思い込みで変えてはいけない
そう感じます。
 
それでも本当に変えなくては危険、
という場合もあります(運指等の機能的に)
その時は保護者様の立ち会いのもと新教材を
一緒に決めてもらうようにします。
 
【子どもの思いを大切に関わるレッスン】を
全てのピアノの先生がされるようになり
ピアノ教室から日本じゅうに
更なる幸せが広がっていきますようにと
願わずにはいられません。
 
様々な考え方があるところですが
私なりの体験談として載せました。
 
今日も沢山のピアノ教室から
豊かな音楽時間が奏でられますように🌈✨
 
アテラスミュージックスクール
代表講師 向井綾子