約束通りランチでお寿司を予約

お祝いしてくれた

店を出てお礼を言い

そのまま別れる



出逢ってすぐに惹かれあい

恋愛関係になった私達にとって

人として一から信頼関係を築く

まずはその一歩だった



これまでブレブレの自分自身だったが

突き動かせられるような壮絶な出来事があり

彼への拒絶→彼からの歩み寄りで

結局、戻された私達



自分を守るために身に纏っていた

玉ねぎのような

次から次へと剥いても出てくる

エゴ、執着との向き合い



何度も諦めそうになりながらも

結局また戻ってきてしまう‥

私達はお互い関わりながら、

どう自分軸を整えられるかを

試されているのだと思った



それから数日して彼から電話が鳴る

仕事中だったので、後で掛け直そうと思っていると何度も着信が入る。

急用かと思い出ると酔っ払っているようだった

「彼女と別れた」

私はまたかと思い、なんでと聞く。

「俺は嫉妬深いのかな」

人生相談のような会話

彼に対して母親のような感情になった



その後の連休暇だった私は

彼が仕事で長期滞在している観光地に

弾丸で遊びにいくことになった

1人で旅行に行けない私は

久しぶりの旅行に胸が弾んだ



急遽決まった為

新幹線で着いたのは夕方

そのまま食事に向かう

彼の知人と一緒に食事をする



その日はホテルに帰り1泊

2日目は2人で彼がいつも言ってる所

観光名所を巡る

まだ2人付き合っていた頃も

旅行で来た思い入れの強い場所だった

そんななか自分のことを

私のSNSに上げてくれたら復縁すると言う



彼の中でも

執着、エゴが葛藤してることを感じた



まだ仕事が残っている彼を残し

1人新幹線に乗り家路に着く

「一緒に帰れなくてごめん」

そんな言葉が嬉しかった

久しぶりに喧嘩のない

楽しい時間を過ごせた



信頼関係を築いていこうとしてくれる

彼からの歩み寄り

彼の執着、エゴの葛藤を肌で感じた

彼も私と同じように苦しいことがわかり

少しずつだが自分自身

俯瞰して見れるようになった

これまで自分に向き合ってきた

自分の成長を感じることが出来た



相手を変えようとするのではなく

まずは自分が変わることの大切さ

身に染みて実感する



あんなことがあったけど

やっぱり好き

どんなことがあっても

彼がどうあろうと

私は彼が好きなんだ



また気持ちが揺れても大丈夫

例えまた戻ったしても

自分のペースで進めばいい

例え傷付いたとしても

自分が1番の味方である限り

絶対に私は大丈夫



「私は彼が好き」

彼の気持ちは彼のもの

今を楽しもう



改めてそう強く思った