この日も些細な喧嘩から

大喧嘩に発展した



お互い1番言われたくない

言葉のぶつけ合い



ここまで感情を逆撫でする人は

今までの人生で彼だけ



彼にとっても私だけだろう




絶対にこの日は屈したくなかった

反骨心が牙を向く




虎の威を借る狐

悔しかった‥




ここまで醜い部分を

曝け出せる相手は

この先の人生で

2度と現れないと確信出来る




それくらい

嫌な部分を全て

見せ合ってきた




もう我慢の限界だった




私は泣きながら

荷物をまとめて家を出た




電話もLINEもその日から

全て無視した





私はのちに知ることになる

「ランナー」になった。