さて、少し前、いや、もうかれこれ1ヶ月くらい前に見た映画の感想を(^▽^;)
今回は3つとも時代劇です。
カムイ外伝 満足度 3/5
里を抜けた忍びのカムイが追忍から逃れて行き着いた先は元抜忍のスガルがいた。その島で静かに暮らしていたのだが・・・
という忍者アクションの王道とも呼べる展開ですが、僕にとってはこの手の映画はストーリーが一番ではなく、やはりアクションを楽しみにしています。
そのアクションですが、ちょっとがっかり。
戦闘シーンはかっこいいし、「技」があるあたりもヒーローぽくてかっこいい。が、ワイヤーアクションの限界なんですかね?重力や初速度と跳躍のバランスがしっくりこないと感じる部分が目に付いてしまうんですよねぇ。
こういうのってハリウッド映画なんかじゃ意外と見れるのですが・・・日本映画(日本衣装や舞台)が派手なアクションに合わないのでしょうか。
でも飽きることなく見れたし、ストーリーは一番じゃないと言いながら物語も面白かったし、結構満足な映画でした。
TAJOMARU 満足度 2/5
一番残念だったのは『芥川龍之介の「藪の中」をモチーフにした映画』という情報を知った上で見てしまったこと。
この情報があるとやっぱり藪の中のような作品をイメージしてしまい妙に期待してしまったみたい。
実際は主人公が知らなかった事実をそれを見ていた他の人が語るという形で藪の中のような雰囲気を出しただけで、結果はよくある展開でした。
ん~、これは『藪の中』をモチーフにって言わないとえらい人たちから怒られるからつけたのかなってくらいしっくりこない作品でした。
僕の抱いていたのはもっと何が真実かわからないお話で、もっといえば解決もしなくていい話だったので、正反対の作品を見てしまったという残念仕様。
それを考えなければ真っ直ぐで気持ちのいい映画だとは思うのですが。。。
BALLAD 名もなき恋の 満足度 4/5
これはクレヨンしんちゃんのアニメ映画を実写化したという事でクレしんファンには不評(?)だった作品です。
確かにあの映画はすばらしくてPTAもびっくりな仕上がりにはなっていたと思いますが、アニメ版が名作だ!!とまで感じなかった僕からすると、BALLADはいい映画だったと思います。
「タイムトラベル」と見ると微妙な感じなのですが、SF時代劇と考えると結構楽しめました。
侍大将の強さ、姫の芯の強さといったキャラクターのよさは原作同様良かったし、壮観なCG、脚本や演出も変にしんちゃんを意識しすぎていなくてよかったなと。
でもなんだろう…どこか子供向けに感じてしまう部分があったのはやっぱり原作の印象が強いからだったのかな?
今年もそうでしたが、時代物をやるときっていうのは時期を合わせて合戦のように仕立てるのが今の映画業界の作戦なのでしょうかってくらい時代物が固まって始まりますよね。
で、せっかくなのでそれぞれの作品を主観的に比べてみるとこんな感じになります。
物語
BALLAD > カムイ外伝 > TAJOMARU
アクション
カムイ外伝 > BALLAD > TAJOMARU
映像
BALLAD > カムイ外伝 = TAJOMARU
と、こう比べるとTAJOMARUには辛口な感じになってしまいましたね。
ん~TAJOMARUはつまらない、とまでは思いませんが、やっぱりちょっと退屈なメンが残念だったかなと。
ということで3つの時代物映画の紹介でした。
なんだかんだいって日本のSFちっくな時代劇は一度は見てみたいと思っちゃうんですよね。
ふぅ…
この感想を書くのにどれだけ時間かけたんだか…
あ、今気がつきましたが、3作品とも原作があっての作品だったんだ。。。
カムイ外伝は読んだことありませんが、他二つは「原案」って感じでした(^▽^;)