親孝行プレイ 第1巻 [DVD]/要潤,安田顕,斎藤工
¥2,100
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あらすじ

親孝行とはプレイである。偽善でもいい、プレイ(実行)することが大事なのだ。みうらじゅんが掲げるこのことばをもとに3兄弟が一つ屋根の下で離れて暮らす母親への親孝行に挑むシチュエーションコメディ。

長男のシンイチ(安田顕)は嫁と別居中の旅行代理店勤務、次男のケンジ(要潤)は特撮ヒーロー好きなイラストデザイナー、三男のユウゾー(斎藤工)はバンドマンを目指すフリーター。この3兄弟が親には内緒で一つ屋根の下で暮らしていた。さまざまな状況から母親への親孝行について向き合い、挑んでいくのだが空回りばかり。果たして彼らは親孝行で親を喜ばせることが出来るのか。



この作品は完全に安顕目的で借りた作品でしたが、一巻を見たあとにとんとんとんと5巻まで一気に借りてしまったものでした。

それくらい面白い。

脚本、掛け合い、テンポ、どれもがすばらしくて笑える。

安顕は多少色眼鏡で見てしまうのですが、十分魅力ある演技だし、要潤のコメディというのも悪くない。斎藤工さんという役者さんは始めて知りましたが、いいまとめ役になっている。

独特の雰囲気があり、ドラマとして完成されたものとは言いがたいのですが、よく言えば舞台のようなリアルさのあるドラマです。(…ちょっとよく言い過ぎかも)

感覚としては三谷幸喜さんの「やっぱり猫が好き」の形が好きな人は楽しく見られるかもしれませんね。


ドラマは全12話+特典1話です。

DVDにはおまけとしてNGシーンやインタビュー、ダイジェスト版のコメンタリーがついています。

やっぱりこういうおまけはうれしいですよね♪

5巻収録の特別編はもうドラマの設定というよりもまんま役者さんとして話をされているので全話見た人にはうれしいおまけでしたよ。


ただ、みうらじゅんさんは独特な人である(と思う)。だって親孝行をプレイといっちゃうくらいなのだから。そこに演出脚本を手がけるのは元ジョビジョバのマギーさん。癖のある方々が礎となるドラマですので笑いも少しシュールな部分があります。そこに対して笑えるかどうか好き嫌いが分かれるかもしれませんが、まずは1巻からでもお試しを。



ふぅ…


これが限られた地域でしか放送されていなかったというのだから残念です。

このシリーズとして、他に子育てプレイなるものがあるのだとか。

キャストや脚本はがらりと変わるようですが見てみたいですね。