
[ 学校で好きだった場所 ]
騒がしい教室の中でも
広い校舎の中でも
君の笑った声だけは聴こえてきたんだ
そんな笑い声が
この扉を開けると屈託の無い笑顔とともに出会えるだなんて
なんとも贅沢なものだ
なんてね。
僕は部室ですかねぇ。
普通教室を二分して、さらにロッカーで2分したというとても狭い空間だったのですが、もともと大人数が集まるような部ではなかったので、ちょうどいい広さでした。
狭いながら半紙を広げて黙々と書き
大きな作品は廊下に出てぐわんと書く。
墨の匂いが充満して
ただそれだけで心が落ち着く。
休憩するときは馬鹿な話をして
ときにはまじめな話もして
出展前は先生がこっそりラーメンをおごってくれて。
そんな素敵な空間。
休日には吹奏楽が我らが活動する校舎に侵入してきて音を鳴らす。
それがずっと同じところの練習している時期だと
聞いているこちらがもどかしさでいっぱいになったり
気がついたらしっかりと曲になったりしていて
それがまた面白かったり。
まぁ…正直、静かにして!!って時の方が多かったけれど。
部の9割は女の子で、笑っちゃうほど女の子っぽい愚痴(おっと、女性の方々失礼しました。)でしたが、僕が男であることを忘れているであろう会話のときはおいおいちょっとその辺で勘弁してください。とつっ込むなんてこともよくありましたよ。
でも面白かったのは、隣の部とは高積みされたロッカーを挟んだだけなので、相手の声も筒抜け。
そこも女の子が多い部だったのですが、あまりにも笑ってしまう会話が多く(内容よりもしゃべり方とかものの考え方とかが面白かったなぁ)、こちら側で笑いをこらえるのがたまらなく可笑しかったなぁ。
僕らもあんな風に思われていたのでしょうかねぇ(^▽^;)
ふぅ…
そういえば高校も中学校も屋上にあがったこと無かったなぁ。
鍵がかかっていたからというのもありますが、屋上でぼぉっとするっていうことに対してイメージができなかったといいますか、なんといいますか。
教室の窓際の席にも同じような感覚であまり積極的に席を取りに行かなかった気がします。
図書室も面白みが無かったし、保健室へは行ったことなかったし…
雑踏の中のちょっとした静かな部分へ行くことよりも
雑踏の中のちょっとした変化を静かに見ているほうが好きだったなぁ。
2年間は男クラだったので、教室内は野郎の顔ばかりでしたがね(w_-;
あ、多分僕らの仲間内でこの話をしたら、きっと満場一致で裏の集会場だって言うだろうなぁ。
なんたって、あそこが僕らのサッカーのホームであり、友「場」の証でしたから。
最悪な地面コンディションで、ゴールは自転車でしたけどね。
あそこで僕らの友情を深めたと思います。